農薬より怖い!?危険な野菜とタネ①

【私たちは不自然な野菜を食べている!】

今回は、「野菜の危険性」についてお話しします。

野菜の危険性というとほとんどの方が「農薬!」と答えると思います。

もちろん、それも問題ですが、スーパーに並ぶ野菜には多くの方が知らない未知の危険性があるのです。

それは農薬云々以前の「野菜の種(タネ)」の問題…

実は私たちは「奇形の野菜」を食べさせられているのです。

以前も少しお伝えしたことがありますが、今回はより深くお話ししたい…

今回の話を聞いて頂ければ、私たちが普段食べている野菜がどんなふうに作られていて、

農薬以外のどんな危険性を秘めているのか?を知って頂くことができます。

その解決策もお伝えするのですが、正直言って根本的な解決にはならないかもしれません。

それほど、どうしようもない状況になっているということ。

まずは「知ること」が重要ではないかと思います。

わたし、これまでにも様々な「食の危険性」をお伝えし、「それを周りに伝えて欲しい!」と言ってきましたが、

この野菜の問題はこれまで以上に多くの方に知って頂きたいので、家族はもちろん、親戚、友人、知人に教えてあげて欲しいです。

これは国民がその危険性を知って、政府に訴えるしか根本的な解決にならないから。

少しだけ難しい話も出てきますが、大まかなに覚えて是非、周りに伝えてあげて下さい。

伝えることで、自分への理解も深くなりますからね。(アウトプットが大事)

ということで、今回は

『農薬より怖い!?危険な野菜とタネ』というテーマでお伝えします…

※このテーマは非常に深い問題なので、今回だけでお伝え出来ないかもしれないので、2~3回に分けてお伝えする予定です。

大きさも形も同じ…それは気持ち悪いことなのです!

スーパーに並んでいる、人参、じゃが芋、大根など微妙な大きさの違いはあれど、大体同じ大きさですよね。

もちろん、あれは農家さんが同じサイズの野菜に仕分けしているから揃っているわけですが、

でも、実は畑で採れた時点でほぼ同じ大きさなのです。

農家さんがやっている作業は、もっと細かい仕分け。

そして、「同じ大きさ・形である」ことは、ものすごく不自然なんだと知って頂きたい…

スーパーでは当たり前のように大きさ・形の揃った野菜が並んでいるので、

違和感など感じないかもしれません。

しかし、考えてみて下さい…

人間でも一卵性の双子じゃない限り、全く同じ顔、全く同じカラダの大きさの人間なんてほぼいないですよね。

みんな同じ顔で同じカラダのサイズだったら気持ち悪く無いですか?

名前だけ変えても誰が誰だか分からない、気色の悪い世の中になっちゃう。

で、昔の野菜は、大きさも違うし、形も不揃いでしたよね。

いびつな形の野菜があったり。

大根なんて、くの字に曲がってたり、二股に分かれて人間の足みたいで、

「これが本当の大根足!」なんて言ったりして…

大きさも形も異なっている野菜が多く出回っていた。

でも、それが極々普通で当たり前なことなのです。

本当は大きさ・形が異なるほうが普通。

人間でもお父さん・お母さん違う人間…

その夫婦から生まれた子供は似ているけれども、顔もカラダも別人ですよね。

野菜だって大根という根本は同じでも「めしべ」と「おしべ」が変われば、大きさ・形が異なる大根が生まれて当然なのです。

要するにスーパーの野菜が全部同じなのは、めちゃくちゃ不自然なこと。

これ、実は「タネ」がある意味、異常なのです。

どういうことか?…

現代の野菜は「F1」というタネから…

「メンデルの法則」というものがあります。

これはグレゴール・ヨハン・メンデルという人が発見した、

「遺伝の法則」のこと。

「遺伝の法則」の中にさらに「優劣の法則」というのがあって、これを人間で例えてみますと…

異なる形質(生物が持つ性質や特徴のこと)を持つ親から生まれてくる第1代の子(最初に生まれてくる子)は、

両親の形質のうち、優性な形質だけが表れて劣性の形質は陰に隠れます。

ここでいう「優性」「劣性」は、どちらかがもう一方より優れた性質である、という意味ではないです。

異なる二者を掛け合わせた時に、表面に(先に)出てくるほうを優性…

隠れるほうを劣性として表現しています。

例えば、日本人は黒髪ですが、日本の男性と金髪の欧米の女性が結婚すると全て黒髪の子供が生まれます。

これは”遺伝的に金髪より黒髪が優性”だというだけで、別に黒髪が優れているわけではないですよね。(なぜ黒髪が優性になるのかは分かりません)

(※これ、ややこしいので、最近は顕在する性質ということで「優性」ではなく「顕性(けんせい)」という表現が使われています)

この「優劣の法則」を野菜に当てはめて生まれたタネが、

「F1」(F1雑種第一代)というタネです。

その効果は1代目だけ…

このように遺伝の法則によってあらゆる形質でその顕性遺伝子だけが表に(先に)現れるので、

交配種野菜の1代目の野菜は、「形が良い」「程よい大きさ」という形質が現れ、ほぼ同じ大きさ・綺麗な形に揃うわけです。

メンデルの優劣の法則を利用して交配させ、

【大きさ・形の揃った野菜ができるタネ】をあえて作っているわけですね。

現在は「F1」のタネが主流なのです。

しかし、2代目のタネからは遺伝の法則が崩れます。

1代目の野菜から摂れたタネを育てると隠れていた劣勢形質が現れます。

これをメンデルの「分離の法則」と言いますが、

野菜の場合は、発芽速度、葉の色、草丈、根群、果色など、あらゆる形質が顔を出します。

ですから、2代目のタネからは大きさも形も異なるバラバラの野菜が育ってしまう。

よってF1のタネを育て、できた野菜から採れた(自家採取)F2世代となるタネは、劣勢形質が現れて揃わないため、スーパーに並ぶような大きさ・形が揃った野菜にならないということ。

(※当然、F3となるタネ、三代目のタネもっと不揃いになります)

なぜ、そんな野菜を育てるのかというと、売り物にならないから。

だって、多くの人が安全かどうかより、形の良し悪しで選んで買うでしょ?

どうせ料理する時に切るのにね(笑)。

本来、形・大きさなんてたいした問題じゃない…(切りやすさはあるかもしれませんが…)

でも、それが当たり前になっているから、ブサイクな形の野菜は売れない。

要は「F1」とは、1回限りのタネ。

一度、野菜が育ったらそれで終わり。

その野菜からタネを取っておくことはしないのです。

もし「F1」の野菜からタネをとって育ててもメンデルの「分離の法則」によって2代目のタネからは形が揃わないから…

売れない野菜になるということです。

親戚に近い者同士の結婚に病弱な子どもが生まれる理由

F1が主流になっている理由がもう1つあります。

それは【生育が早くて収穫の量も増える】です。

これは「雑種強勢」の効果。

例えば、人間で言えば、親戚同士が近い結婚で生まれる子供はカラダが弱い…

ということを聞いたことがありませんか?

けっこう昔から言われてますけども、

さらに近親婚を繰り返して生まれた子は体格も貧弱で、生命力も弱く病弱なのです。

これを「近交弱勢」といったりします。

反対に人種が違うなど、遺伝的に遠い人間の組み合わせで結婚すると両親より体が大きく、たくましい、病気もしない丈夫な子が生まれます。

両親の遺伝形質、要は血族・人種が離れれば離れるほど優勢形質が顕著に現れます。

これが先に言いました「雑種強勢」の効果です。「ヘテロシス」ともいいます。

なので、野菜のタネでも形質の異なる「おしべ」と「めしべ」合わさってできる「タネ」は丈夫で元気なのです。

例えば、大根…

通常、大根は1つの株(苗)の中で「おしべ」と「めしべ」が受粉し、実が生って実の中にタネができますけども、

このタネは人間で言えば、親戚同士の結婚で生まれた子供なので、病弱でカラダが弱い。

しかし、異なる大根の株の「おしべ」と「めしべ」で受粉され、生まれたタネは非常に強くて丈夫に育つわけです。

こういった強い種は、生育が早くて、枯れないので収穫の量も増えと。

農家さんにとってはすごく有難いことですよね。

たくさん収穫できれば、たくさん売ることができる。

F1は、あえて別の株の「おしべの花粉」を「めしべ」に受粉させ、作られたタネということです。

最後に

いかがでしたでしょう…

今回の話だけですとメリットが多く、「F1」のタネを作ることが良いことのように思ったかもしれません。

しかし、問題はここから先の話…

F1のタネが育つ、元となる「株」に大きな問題があるのですね。

それは、野菜の大きさや形が揃っていること以上に極めて不自然で異常なこと。

次回はそんな「異常な株」について詳しくお伝えします。

これがあの病気に繋がっているのです…

今回のおすすめ酵素料理

今回の酵素料理は、前回ご紹介した「手作り甘こうじ」を使って「簡単和え物」をお伝えします。

「甘こうじ」の甘みと野菜の食感が調和する優しい味わいの副菜。

これ、通常は生で食べない野菜が主役です…

画像↓クリックでレシピ確認して下さい!

★『レンコンとじゃが芋の柚子甘こうじ和え』

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