病気知らずのアルカリ体質を作る「食べ物」

酸性体質を改善すれば健康体!

前回までの話で「酸性体質が虫歯を作り、体調不良を起こし、病気を発症している」とお伝えしてきました。

その酸性体質を作り出す要因は様々ですが、やはり毎日直接カラダに入れる食べ物の影響は大きいわけです…

では、どんな食べ物がカラダを酸性体質にして、どんな食べ物でアルカリ性体質になれるのか?

その選択がしっかりでき、アルカリ性体質になる食べ物を食べていれば、大病を避けることができますし、病気になりにくいカラダを作ることが出来るようになります。

ということで、今回は「酸性体質になる食べ物」、「アルカリ性体質になる食べ物」について詳しくお伝えします。

日本の医学界は遅れている!?

結論を言いますと、

「酸性食品」を多く食べていれば酸性体質に…

「アルカリ性食品」をたくさん食べるとアルカリ性体質になれます。

しかし、日本の場合そこに落とし穴があるのですが、それはこのことが大きく影響しているのではないかと言われています。

驚くべき話なのですが、日本やアメリカの医学の世界では基本的に、

「体のpH(ペーハー)は、食べ物では変化しない」という考え方になっているのですね。

医学界では「アルカリ性、酸性という食品の概念は存在しない」といった情報がほとんど…

ですが、ヨーロッパでは、真逆。

「食事によって体のpHは変化する」という考えが主流になっているわけです。

「医療先進国 日本!」と言われたりしますが、このように現実は遅れた部分も多々あるのですね。

そうなってしまうのは、日本のお医者さんは食べ物が密接に関わる「栄養学を学ばない(必須科目ではない)」、といったことが関係しているからではないかと思います。

だから、お医者さんのいうことを丸のみにしていると病気が治らないこともあるわけです。

多くの方が「病院に行けば治る」と思っていますが、健康に生きたいならその考えは捨ててしまった方がいいかと思います。

「酸性・アルカリ」ネットの情報は不正確!?

ちょっと話がそれましたが、日本の「体のpH(ペーハー)は、食べ物では変化しない」という遅れた考え方が影響しているからなのか、

インターネットや書籍で見つかる「酸性食品」「アルカリ性食品」の情報は内容に大きな差があるのですね。

「この食品はこの本では酸性となっているけれど、ネットで調べるとアルカリ性になっている…」といった具合に…

この違いは、

「食品その物で計測したpH値なのか?」
「体内に入った場合を想定し、計測したpH値なのか?」

この差は大きく、私たちのカラダに必要な酸性食品、アルカリ性食品の情報が得られないわけです。

燃やせば本物のアルカリ性食品が分かる!

例えば、一番分かりやすいのは「梅干し」。

そのままの状態で計測すると酸性ですが、体内に入るとアルカリ性に変化します。

もうお分かりだと思いますが、「アルカリ性体質になる」ために必要な食べ物は、

【食べて体に入った時にアルカリ性になる食べ物】です。

体内に入った食品のpHを正しく計測する方法は、その食品を完全に燃焼させ、灰になった状態の「酸性ミネラル量」と「アルカリ性ミネラル量」を計測します。

この差でどちらに傾いた食品なのかを判断。

食品が灰になると体内に入って変化した状態に近いのですね。

それで、燃焼した状態を計測するわけです。

因みに「梅干し」のpH値は、そのままですと「pH4」で酸性。

灰になると「pH10」のアルカリ性の数値が出ます。

これが、多くの情報ではごちゃ混ぜになっており、それでそれぞれの情報によって酸性食品なのか、アルカリ性食品なのかが異なっているわけです。

では、正しい酸性食品はどの食べ物で、正しいアルカリ性食品はどれなのか?…

これを見れば間違いなし!本当の「酸性&アルカリ性食品一覧」

以下、「酸性食品とアルカリ性食品の一覧」になります。

この一覧は前々回からお伝えしている歯科医師 小峰一雄先生が、

自ら、酸性・アルカリの食品を患者さんのpH検査や高精度のpH測定器の計測で明らかにしたものです。

なので、かなり精度の高い内容となっています。

基本的に野菜と果物は全部「生」。

pH値が高いほどアルカリ性です。

何を食べ、何を避けるべきか?

上記の一覧でお分かり頂けたと思いますが、

大まかには酸性体質になる食品は肉類であり、添加物の多い加工食品であり、「加熱された食品」。

そして、アルカリ性体質にしてくれる食品は「生の野菜」であり、「生の果物」だということです。

あと発酵食品でも発酵酢ならpH9ですし、記載してないですが、納豆もpH8とかなりのアルカリ性。

そういった食品を多く食べることが重要ですね。

これは結局、食の寺で常々お伝えしている生野菜・生の果物・発酵食品をたくさん摂りましょうという、

「酵素を多く摂る食生活」そのもの…

「酵素食」は消化を助け、代謝を高めて健康を促進するだけでなく、アルカリ性体質を形成し、病気のリスクを下げ、健康的なカラダを作ってくれるということです。

あらためて「酵素食」の重要性を強く認識して頂きたい思います。

理想の酸性食品・アルカリ性食品の食べる比率

「生食がアルカリ性体質には最適」と言ってもたんぱく源や炭水化物は加熱しなければ食べられないものがほとんど。

加熱食も食べる必要があります。

となった時、どのくらいの比率で酸性食品とアルカリ性食品を食べればいいのか?

ドイツ・マインツ大学の内科医であるバ―ンハード・ニック教授は、

「食事全体のアルカリ性食品を80%にし、酸性食品は20%以内に抑えることが理想」

と仰っています。

この理由は、酸性食を「1」食べたとするとそれを中和させるために「20」のアルカリ性食が必要なのですね。

ですから、全体の比率として「アルカリ性8:酸性2」が8:2が理想。

最低でも「アルカリ性6:酸性4」に抑える食生活にすることが大事です。

酸性体質を生む食べ物以外の要因

食べ物の影響は大きいので、アルカリ性食品を多く摂ることは重要なのですが、それ以外にも酸性体質を作る要因があります。

それが、これまでにもお伝えした「ストレス」や「精神的な緊張」と…

さらに「心配ごと」「睡眠不足」「仕事の疲労」といったことや「農薬」や「添加物」、「タバコ」や電子レンジなどの「電磁波」も影響しています。

運動でも「乳酸」、要は酸が出ますので、過度な運動の継続はよくありません。

ただ、アルカリ性体質にしておけば、その中和が正常に行われるので極端に酸性体質になることはないです。

食べ物以外の要因でも酸性体質を作り出している…ということを是非知っておいて下さい。

最後に

人間は生命活動を行う過程で様々な代謝物を発生させますが、その副産物そのものが「酸性物質」。

この酸性物質をアルカリ性食品で中和することで、私たちは健康が維持できるようになっているわけです。

原始時代、人間は食物の多くを生で食べていたので、アルカリ性食品を多く摂取していた…

しかし、文明の発展で火を使うようになり、食物の中の多くのビタミンやミネラルを失い、さらには食物を酸化させます。

そんな酸性物を食べればどうなるか?人類はだんだんと体が酸性に傾いてしまったわけです。

人は火を使うようになってから、寿命が縮んだという説もあります。

結局は現代の「生ものは消化に悪い」「生ものは体を冷やす」と言った生もののデメリットの部分だけで判断された食べ方が広まったことが間違いの大元…

「生食の最も需要なメリット」…

人間に不可欠な「酵素」を無視したことが現代の健康被害の始まりだったのかもしれません。

極論、「生食」こそが健康に生きるための最良の食事法だと思います。

【出典】「免疫力が上がるアルカリ体質になる食べ方」著者 小峰一雄
他WEBサイト

 

今回のおすすめ酵素料理

今回の酵素料理は、

『ズッキーニとトマトのカプレーゼ風 大葉ドレッシング』

これ、簡単に言ってしまうと「サラダ」。

サラダといえば、多くの方がレタスなどの「菜っ葉系」のサラダになりがち。

そればかり思いつくといつも同じような「サラダ」になりますよね。

『ズッキーニとトマトのカプレーゼ風 大葉ドレッシング』
なら、ちょっと雰囲気を変えたサラダが楽しめます!

さらに酒の肴にもなるのですが、その理由とは?

★『ズッキーニとトマトのカプレーゼ風 大葉ドレッシング』

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