「栄養」その使い方は間違い!?

【知らないと恥ずかしい!?】

健康と言えば「栄養(栄養)」というくらい、その言葉はよく使われます。

でもね、実はこの「栄養」という言葉、

意外と多くの人が間違った使い方をしているのですね。

、、、なんて偉そうに言っている私も間違った使い方をしていた一人…

「えっ?そうなの…」と気付いたのは恥ずかしながら数年前です。

ちゃんと言葉の意味を知らずに使っていたわけですね。

些細なことかもしれませんが、料理の基本といっしょで本来の意味を知らないままでいると、

もしかしたら、誰かとの会話の中で恥ずかしい思いをするかもしれません。

逆にしっかり意味を知っていれば、プチ自慢も出来ますし、

「やっぱり大事なことなんだ」と「栄養」という言葉の重みも強く感じて頂けるようになると思います。

ということで、

今回は「栄養とは何か?」をお伝えします。

それ、間違い…

炭水化物、たんぱく質、脂質…それから、ビタミン、ミネラル…

それらのことを何と言うでしょうか?

「栄養」…

ではないのですね。

炭水化物、たんぱく質、脂質、ビタミン、ミネラルは、

栄養ではなく、「栄養”素”」というのが正しいんです。

厳密には栄養と栄養素は違うのですね。

「栄養」の本当の意味は?

「栄養」とは、

生き物が生命を保つために必要な成分を体の外から物質を取り入れ、カラダを作ったり、生活活動のために役立たせること

です。

もうちょっと簡単に言えば、食べて生命を維持する活動を「栄養」というのですね。

栄養とは活動のことなんです。

で、「栄養素」は、生命維持のために必要な「物質」そのものですね。

昔は「〇養」と表記されていた…

栄養の「栄(さかえる)」という字には、「勢いが盛んになる」という意味があります。

で、「養(やしなう)」は誰かの衣食住の面倒を見るという意味が一般的ですが、

「体調を整える、落ちた体力を戻す」といった意味もある。

こういった意味から「栄養」とは、

「養」…食べ物を摂って【体力を回復させ、カラダを整え】
「栄」…勢いが盛んになる=【元気よく生きること】

とも言えますよね。

ウィキペディア(インターネット百科事典)によると、

大正以前は、栄養ではなく「営養」と表記されることも多かったようです。

「営」には、忙しく仕事する、怠ることなく励む、準備する、用意する、といった意味があるので、

意味的には「営養」ほうがしっくりくるような気もします。

中国では昔、「栄養」を衣・食・住、全部の活動の意味で使っていたそうです。

ココロを癒してくれる

食べて生命を維持する活動が「栄養」…

と言いましたが、私たち人間は、食べることで空腹感を満たし、食べ物の美味しさも味わって楽しんで、

ココロも癒してますよね。

ですから、「栄養」は単なる生命活動ではなく「感情を満たす活動でもある」と言えます。

食事を楽しむこと自体も「栄養」と言って良いのではないでしょうか。

最後に

いかがでしたでしょう。

「栄養」は生命維持の活動のことで、

たんぱく質やミネラルなどが「栄養素」というのが正しい使い方…

日常会話では「栄養」=「栄養素」でも良いと思いますが、学問的な話の場ではそれぞれの意味を分けて使った方がいいかもしれません。

そして、

中国でむかし、衣食住を表す意味で使われていたことも考えると、

「栄養」という言葉は単に「栄養(素)が摂れているとか、摂れてないとか」そんな軽い意味ではなく、

非常に深い意味が集約されていて、重みがある言葉に感じてくるのではないでしょうか。

こういった言葉の意味とか定義を分かろうとすると、

食の安全に対しても騙されにくくなります。

例えば、「無添加」と謳われていても、実は着色料・保存料など一部の食品添加物を使ってないだけで、化学調味料や甘味料はしっかり使われている場合もあります。

無添加=完全無加物とは限らない…

そういった言葉の定義を分かっていると、

「無添加と言ってもいろいろあるぞ」と小さい所に気付くことができ、自分や家族の健康を守ることができます。

栄養や無添加に限らず、様々な言葉についてちょっと気にしてみて下さい。

私たち国民は、権威のある人たちにいろいろ言葉巧みに騙されてますからね。

「それ、どういう意味?」と思ったら、すぐ調べる…

ほったらかしにしないことですね。

これも栄養と同じくらい大事なことだと思います。

安全に生きるために…

今回のおすすめ酵素料理

今回の酵素料理は、「生野菜が食べやすくなるカルパッチョ」です。

酵素を多く摂るためには生野菜サラダが最適!
そして、魚料理では刺身が好きな人も多い…

このマッチングが、

『彩り玉ねぎとブリのカルパッチョ 土佐酢ドレ』

土佐酢をドレッシングに仕上げてかけるので、
「和風カルパッチョ」といっていいかもしれませんね。

さっぱりだけどコクも感じて楽しめる!

レシピみて下さい。
(画像↓をクリック!)

★『彩り玉ねぎとブリのカルパッチョ 土佐酢ドレ』

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