「野菜・果物の農薬も心配ですが…」
「体に悪い」と分かりつつ、普段は忘れてしまっている食の問題と言えば、
「農薬」ではないでしょうか?
もちろん、普段から気を付けている方もいらっしゃる。
農薬は通常、野菜や果物、茶葉などに散布する物ですから、そういった食べ物に心配が向くのが当たり前。
ですから、「有機栽培」「無農薬」「無肥料」「自然栽培」といった野菜や果物を選ぶわけですよね。
しかし、その「農薬の問題」…
心配するべきは実は野菜や果物ではなく、
「肉」なのです…
それは、なぜなのか?
今回は「肉の農薬の危険性」について詳しくお伝えしたいと思います。
肉と農薬が結び付きませんか?
なぜ「肉」=「農薬」なのか?
結論を申し上げると「餌」の問題なのです…
食肉の餌の問題には農薬の他にも成長ホルモン剤、抗生物質など、牛肉はBSEの問題もある。
でも、影響が大きいのは「農薬である」と言える様々な理由があるのですね。
その一番の理由は…
畜産飼料は海外からの輸入に頼り切っている…
日本の牛・豚・鶏などの餌となる飼料は、ほとんど外国産です。
アメリカ、ブラジル、オーストラリアなど…
その内の多くが「とうもろこし」で、飼料全体の約50%。
その50%の中で7割のとうもろこしはアメリカ産です。
年間約1600万トンものとうもろこしをアメリカから輸入し、その内の約1100万トンが飼料に使われています。
約1100万トンの輸入飼料が牛・豚・鶏の餌になっているわけです。
飼料は他にも豆類や穀類などもあり、多くがアメリカ産。
そんなアメリカ産のとうもろこしや大豆の一番の懸念は9割以上が、
「遺伝子組み換えである」ということ。
遺伝子組み換えが「あれ」の大量使用を可能にする!
「遺伝子組み換え」の何が危険なのか?
「遺伝子組み換え」には様々な問題がある中で、
【農薬に耐性を持つ植物に変異させられている】ことが一番の問題。
どういうことか?
農薬の種類の中には植物を枯らしてしまう強力なタイプもあります。
ですから、そういった農薬に対し、耐性を持つ植物に変異させる…
要は遺伝子組み換えによって農薬に負けない「とうもろこし」や「大豆」に変えられているということです。
農薬に負けずに成長するなら、大量の農薬が使用可能になる…
アメリカだけではありませんが、遺伝子組み換えの「とうもろこし」「大豆」は大量の農薬を使って栽培されているのです。
特にアメリカの「とうもろこし」は人間が食べない物…畜産飼料としての輸出を前提としており、枯れてしまい育たなければ商品になりませんから、
大量の農薬を使用しています。
食べ続ければ、農薬が体を循環し続けている…
農薬がどの位の期間でカラダから排出されるか調べた研究があります。
大げさにいうと人体実験…
普段は、農薬野菜を食べているある4人家族に「無農薬野菜」を2週間食べ続けて貰うという実験です。
実験前と2週間後の血液を調べた…
すると4人とも実験前よりは農薬の検出量は減っていましたが、2週間後も農薬が検出されました。
無農薬野菜を2週間食べ続けたなら、農薬は検出されないように思いますよね。
しかし、血液中には2週間たっても残っていたということ。
要するに農薬は体から簡単に排泄されない…
農薬野菜を食べ続けていれば、常に農薬が体の中を循環しているわけです。
人間でその結果ですから、畜産物の牛・豚・鶏も同じ。
年間1100万トン輸入される農薬まみれの飼料を食べて続けて育っているのが、
私たちが日々食べている牛肉であり、豚肉であり、鶏肉なのです…
実際に肉類から検出されている農薬は?
1つ、「オーストラリア産の牛肉」の残留農薬を例に挙げてみます。
オーストラリア産と言えば、「オージービーフ」ですよね。
輸入されたオーストラリア産牛肉のごく一部(12トン)ではありますが、1987年の検査で、
塩素系殺虫剤農薬「ディルドリン」が検出されたことがあります。
その検出量は、FAO(国際食糧農業機関)、WHO(世界保健機関)が定める最大残留農薬許容量「0.02ppm以下」を大幅に超える「1.24ppm」。
これを機に有機塩素系農薬は,先進国では使用禁止となりました。
他には近年、平成12年4月~12月に東京都内の食肉販売店等で購入した国産牛肉14検体と輸入牛肉16検体の合計30検体が検査を行いました。
様々な残留農薬が検出されましたが、多い肉で0.012ppmと微量。
国際基準「0.02ppm以下」は満たしていますが、人間がそれを食べ続けた場合の「蓄積」や「複合的な影響」を考えると安全とは言い切れないのではないでしょうか?
また、検査は毎日行っているわけではなく、年度単位…
平成30年度の検査(輸入肉・国産肉)では、「残留農薬の検出件数」が3,377件、「農薬基準値超過数」は50件も出ています。
こういった検査は日本の肉類全てを検査しているわけではなくごく一部の検査ですから、
実際はもっと多い可能性もあるわけです。
本来、肉から農薬が検出されることが自体がおかしなことで、残留農薬検査は検出件数がゼロ件であるべき…
「ppm数値や基準値超過数が少ないから問題ない」という考え方は浅はかではないかと。
「ゼロではない」という現実を考えるべきだと思います。
そもそも、「残留農薬が0.012ppmだった」とか、「検出件数3,377件、基準値超過数50件だった」という日本政府の機関が出す検査データが”全て正しい”という前提の話ですから、
本当にそうなのか、疑問です…
昨今の政府機関の現状を見るとそう思えてなりません…
(例えば、厚生省。新型コロナの死亡者。別の病気で亡くなった可能性が高い場合でも、PCR検査で陽性であったなら「コロナ死」とカウントしている、とか…)
最後に
普段、私たちが食べている野菜にも農薬は含まれていて、その懸念を持つべきですが、
合わせて「肉の農薬」にも懸念を持って頂きたい。
国産肉も輸入肉も大量の農薬が散布された「とうもろこし」「大豆」を食べて育っているということです。
これはアメリカのデータですが、アメリカ食品医薬品局(FDA)の研究では、人から見つかる残留農薬の主な出元は「動物性食品であった」と公表しています。
で、冒頭でも申し上げましたが、
「肉類の問題」は農薬の他にも成長ホルモン剤、抗生物質、牛肉はBSEの問題、さらには大きく成長させるために異常な環境で育てている、肉自体のたんぱく質が体に悪影響があるなど、
様々な問題があり、到底「安全とはいえない」のが、私たちが食べている「肉」だということです。
ただ、解決策もあるので、
それらに関しては、また詳しくお伝えします。
今回のおすすめ酵素料理
肉はそれ自体の問題だけでなく、消化も非常に悪く、体にマイナスなことが多い。
できるだけ食べる頻度を少なくしたほうがいい…
その代わりに野菜はたくさん食べましょう!ということで、
今回のおすすめ酵素料理は、
『パプリカとピーマンの胡麻クリーム和え』
野菜のシャキシャキ食感を感じながら、胡麻クリームのコクで食べやすい味になってます。
胡麻クリームはクリームといっても牛乳ではなく、豆腐を使うので安心。
ピーマンやパプリカをメインに使った料理は少ないので、
酵素料理としてレパートリー増やして頂けます!
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★『パプリカとピーマンの胡麻クリーム和え』
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