★叩き長芋の旨たれ納豆

【 納豆を上品に食べる方法】

納豆は副菜に欠かせない、酵素を摂るための発酵食の1つです。

その「納豆」と言えば、独特の香り…
なんて上品な表現は納豆には合わず、ハッキリ言って「臭い!」ですよね。

ですから、その臭いが「どうしても無理!」という方もいらっしゃいます。
そこで、納豆の臭いを抑えるこんな方法がある…

それは「合わせだしに浸ける」という方法。

カツオ風味を効かせたあっさり味のタレを作り、そのだしに納豆を浸けておくわけです。
すると、臭みが少し和らいで食べやすくなる!

このタレは、天つゆなどの類に入るのでタレというより「合わせだし」といった方が正しいのですが、
分かりやすく以下「旨たれ」という言い方にします。

さすがに臭いを完全に消すことはできませんが、カツオ節の香りで打ち消され、旨たれの味もしみ込むので食べやすくなるのですね。

こういった「旨たれに浸ける」という方法は、和食ではよく使います。
例えば、オクラやキヌサヤ、いんげん豆など煮物に添えるための青野菜を合わせだしに浸けたり…

ほうれん草のお浸しなども同じような方法になります。
茹でたほうれん草を切って合わせだしに浸け込む…

要は、味を沁み込ませてエグミや青臭さ、などを抑えているのです。

納豆もこの方法を使えば、臭いが抑えられ、味も滲みているので美味しい。
ちょっと「上品な納豆」に仕上げて食べることができます。

納豆は定番の副菜に発酵食。食べる頻度が多くなるので、ちょっとでも食べ方を変える方法知っておくとすごく役立つと思います。

そんな合わせだしに浸ける納豆でおすすめの一品が…
「叩き長芋の旨たれ納豆」
長芋を叩いて細かくして器に盛り、旨たれに浸けた納豆をたれごとかける。

スプーンでタレごとすくって長芋もタレの味で食べる、あっさり味の副菜一品ですね。

さらに大葉を刻んで添えているので風味が加わり、上品な仕上がりで酒の肴にもなります。

何より「生の長芋」と「発酵食品 納豆」の組みあわせで、たっぷりの酵素が摂れるところが一番の魅力です。

私は、ネギを加えたしょう油味で食べる定番納豆に飽きた時に、
「叩き長芋の旨たれ納豆」
を作ります。

味の美味しさもさることながら「上品さ」で、いつもと違う納豆の感覚で食べられますね。

是非、作ってみて下さい。

◆レシピ

【材料】(1人前)
長芋…1/10本(50g)
納豆…1P
大葉…1枚

【旨たれ】
割合「出汁7:みりん1:淡口しょう油1」
水…小さじ7杯(35cc)
みりん…小さじ1杯(5cc)
淡口しょう油…小さじ1杯(5cc)
粉カツオ節…小さじ1杯

1、「旨たれ」を作ります。

鍋に水(小7)、みりん・淡口しょう油(各小1)、粉カツオ節(小1)を合わせ、強火にかけます。
2、沸騰したらすぐ火を止めます。
3、鍋ごと冷水(氷水)に浸けて冷まします。
4、「旨たれ」が冷めたら、ボウルに納豆を入れ「旨たれ」を加えます。
5、納豆が潰れないように混ぜて、このまま冷蔵庫で冷やします。
6、大葉(1枚)は、縦横4等分に切って、重ねて細切りにします。
7、長芋(50g)は、まず縦横5mm幅で拍子木切りにします。
8、叩いて細かくします。(5mm大)
9、小鉢に小高く盛ります。

※包丁に長芋をのせると盛りやすい。
10、上から「旨たれ納豆」をかけます。

※奥と手前に垂れるように「タスキがけ」にすると綺麗です。
11、残りの「旨たれ」をかけて刻み大葉をのせて完成です!

※タレは横からかける。上からかけると盛り付けが崩れるので。
美味しく作るためのポイント動画
【中央の再生ボタンをクリックして下さい】

納豆を「旨たれ」に浸けることで臭みがやさらぎ上品な味に仕上がります。

しょう油味で食べる納豆とはまた違う、美味しさを楽しんでみて下さい。

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