みんな気付かない「舌」の麻痺…

正常なら舌が痺れます!

1つお聞きします。

「自分は正常な味覚を持っている」と言えますか?

ソムリエの方や利き酒師など卓越した味覚の持ち主のことではなく、

ごく当たり前の人間が感じる味覚のことをお聞きしています。

おそらくですが、「正常だ」と思っている方でも今まで加工食品を食べてきたなら、

多くの方の舌は【麻痺】している可能性が高いです。

例えば、試して欲しいのですが、「カップスープ」。

コーンスープとか春雨スープとかお湯を入れるだけのタイプ。

あれを飲んで(食べて)、何の違和感もなく普通に「美味しい」と感じたならば、

確実にあなたの舌は麻痺しています。

実は、本当に正常な味覚の人は、そういったカップスープなど化学調味料を含む食品を食べたり、飲んだりすると「苦い」と感じるのです…

今回は、「加工食品を食べる生活を送ってきた方は、舌が麻痺していますよ」、

「化学調味料は舌を麻痺させている」

という話をします。

科学的根拠はない

実をいうと「化学調味料は舌を麻痺させる」という明確な科学的なエビデンス(証拠)は、現在でも発表されていないのですね。

ですから、ネットで「化学調味料で舌が麻痺する」などで検索すると、

「そんなのデマだ」「科学的根拠が無い」といった否定的な意見も少なくない。

そういった人たちの一部の主張では、

「化学調味料の成分はグルタミン酸で、昆布の旨味成分もグルタミン酸なのに、昆布を使った料理を大量に食べて舌が麻痺するのか!」

というわけです。

しかし、人間が科学的に摘出した単体グルタミン酸と様々な成分の1つして昆布の中に存在する複合的なグルタミン酸を同じものとして比べること自体がナンセンスだと思うのです…

とにかく、化学調味料「賛成派」の彼らは「証拠」が無ければ「舌の麻痺」や「体への悪影響」を信じない。

ただ、こんな科学的なデータはあります…

マウスの実験で細胞破壊が証明された

1970年、ワシントン大学オルニー博士率いるチームが行った実験…

「生後10~12日目の数十匹にマウスに体重1㎏当たりMSG(化学調味料)を0.5g経口投与すると約半分のマウス52%に神経細胞の損傷や破壊が起こり、1g与えた場合は100%にその現象が起きた」

というデータが出ています。

マウスの小さいカラダに対し1gの化学調味料でそのような結果になるということは、人間でも一回の摂取が微量の化学調味料であっても毎日食べていれば積み重なって神経細胞に異常が起こる可能性も無いとは言い切れないと思うのです。

人間が味を感じる仕組みは、味の成分が舌の味蕾の中の味孔から味細胞に入り、味覚神経を経由して脳に伝わるのですが、

神経細胞の1つが味覚神経であり、ここに損傷や破壊が起これば味覚障害が出るわけです。

要するに舌が麻痺した状態とも言えると思います。

カップスープが苦い

この話は、メルマガ読者さん(男性)の実際の体験談です…

その方は出張で中国に行って3年ほど勤務していたそうで、そこは香港や上海といった都会と違ってすごく田舎。

ファーストフード店など一切なく、少し栄えた街に足を運ぶと日本でいうお祭りの屋台みたいなお店がたくさん並んでいると。

普段の食事は手作りすることもあれば、その屋台にはお惣菜屋さんもたくさんあったので、そこでおかずを買うことも多かったそうです。

田舎のお惣菜屋さんですから、日本のお総菜みたいに添加物だらけの加工惣菜なんて出していません。

その土地で獲れる野菜や家畜の肉を使った全部手作りの料理。

ですから、その方、出張期間中に加工食品みたいなものを食べることが一切なかったのですね。

なので、半年くらい経った頃に日本のカップスープが懐かしくなって、すごく食べたくなったそうです。

「帰国したら、まずはカップスープ!」と楽しみに1年半ほど経った頃に一度帰国。

真っ先にカップスープを買って食べたそうです。(スープの種類は聞いてないのですが、おそらくお湯を入れるだけのタイプだと思います…)

すると「なにこれ?美味しくない…」「苦い…」

せっかく楽しみにしていたカップスープが美味しく感じなかった…

苦みを強く感じて、それ以上食べられなかったそうです。

その方も言ってましたが、「化学調味料を苦く感じる人もいる」というのを知っていらっしゃって、「やっぱり化学調味料の影響ではないか?」と。

要するに1年半、無添加の食事を摂っていたので舌が正常に戻り、化学調味料たっぷりのカップスープが苦く感じたということ。

正常な舌の人は、化学調味料を苦く感じるのです。

そう断言できるのは、そんな体験をしている人がその読者さんだけではないからです。

例えば、こんな話もあります…

パスタを吐き出しそうになった…

これは、オーガニック料理のレッスンをやっていらっしゃる女性講師の方の体験談。

ASADAYUKA.COM(ホームページ)から引用

その方、元はシステムエンジニアの仕事をされていましたが、「好きなことを仕事に」という想いから料理の道に。

フランスへ渡り三ツ星レストランで修業。

まかないでも、ちゃんと野菜や肉から取ったスープを使った料理ですから、化学調味料や〇〇エキスを使うことも無い…

普段の食事でも新鮮な野菜が手に入り、シンプルで薄い味付けで十分美味しく食べられたと。

そんな生活を数年続け、修行を終えて日本に帰国。

久々にフランチャイズのレストランでパスタを食べたそうです…(パスタの種類は不明)

すると口に入れた瞬間、口全体が激しく痺れだし、一気に口の中が膜が張られて麻痺するような感覚になったと。

「バリウムを飲んでいるかのような」という表現をされています。

パスタの香りもなく、味もなく、ただただ細長いブヨブヨしたものが口の中に存在して、
薬品や石油のような匂いが鼻から抜ける…

あまりの気持ち悪さでパスタを吐き出すか、すぐに飲み込みむか迷ったそうです。

なんとか水を飲んで胃に流し込んだものの、それ以上食べることができず残したと。

その後もしばらく口の中、舌の麻痺の感覚が抜けず、鼻の奥のほうには薬品のような臭い残っていたそうです。

そんな体験からしばらく外食が出来なくなったそうで、やはり中国に出張に行かれた読者さんと同じで、

自然の食材、手作りの料理、化学調味料を使ってないものを数年食べることで舌が正常化したのだと思います。

この女性講師の方は、日本に戻って化学調味料を使った食べ物を食べるようになるとだんだん慣れてしまい痺れもあまり感じなくなったそうです。

人間の舌はすぐに適応できるからすごい…

要は「慣れ」てしまうわけです…

あんな壮絶な体験をしたにも関わらず…

おそらく、多くの方がこの方と同じ「慣れた」状態なのだと思います。

普段、化学調味料が入った食品を食べているなら…

舌の麻痺は2歳から始まっている!?

上記までは大人の話でしたが、これ子供でも「舌の麻痺」があるわけです。

あるオーガニックレストランを経営されている男性の方の話…

ブログ:Chiisanate(ちいさなて)の食べStoryから引用

親子のお客さんの食べ方を見ていると、子供が添加物の影響を受けているか否かがすぐに分かるそうです。

なぜなら、そうった子たちに共通する特徴があるからです…

添加物や化学調味料の影響を受けている子どもは、既に2歳前後くらいからその兆候が見られるといいます。

どんな共通する特徴とは?

・生の果物を搾った果実ジュースが飲めない(全く飲めない子も)
・りんごやバナナなどの果物を残す(一口サイズに小さくカットしても)

こういった子どもさんに「美味しくなかったかな~?」と尋ねると、

多くの場合「甘くない」という返答。

通常、子供であれば甘い系の生の果物を搾ったジュースなら「甘く」感じるはずです。

その証拠に同じメニューでも食べる子供は驚くほどよく食べてくれるそうです。

実は、多くの子供さんは幼少の頃から味覚障害を受けていて、健全な舌を持つ子とそうでない子の差は大きいと。

味覚障害を受けている子供の共通点は、親のかばんの中から、添加物が含まれる離乳食やおやつ、ジュースが出てくること。

このレストランの男性が仰るには、

「子供のほうが、大人より味覚が敏感で添加物の影響を受けやすい」と。

なぜなら、大人より子供の方が舌にある味蕾(味覚センサー)が、圧倒的に多いから。

味蕾は生後数ヶ月後から発達し、ある時期をピークに減少。

そして、味覚センサーの感度は30代~40代になると子供の頃の約1/3にまで減少します。

要するに市販の添加物で甘みを強めたお菓子や清涼飲料を飲んで、大人が甘いと感じれば、子どもはもっと強く甘さを感じているはず。

親が子供さんにそのような食品を日々食べさせていれば、子供の舌は果物などの天然の甘み…

本来の自然の甘味を感じなくなってしまう…

といった「舌の麻痺」が当然の結果として現れるわけです。

「だしの素」で麻痺します…

子供の「舌の麻痺」は、添加物の神様、安部 司(あべ つかさ)先生も著書の中でこんな話をされています…

安部 司食品の裏側2(実態編)から引用

私の講演を聞いたお母さんが、「だしの素」を使うのをやめました。
急にやめたら、旦那さんから「 おいしく ない」と怒られたそうで、「だしの素」を使う量を1/3、1/2にして段階的にかつおぶしの出汁に変えていったら、家族は全然気づかなかったそうです。
半年ぐらいして、そのお母さんの妹さんが来て「 今日は叔母ちゃんが作ってあげるね」 といって料理を作ってくれたそうです。
するとその叔母ちゃんが作った「みそ汁」を飲んだ子どもたちが顔を見合わせて「 おかしい」といったというのです。
妹さんは台所に残っていた「だしの素」を使っていたわけです。
たった半年で子どもの味覚は見事に戻っていたのです。
よくお母さんたちは「ファストフードはよくない」とか「スナック菓子ばかり食べさせたくない」といいますが、そんなことを子どもにいくらいってもダメです。
インスタント食品やだしの素で覚えさせられた、つくられた強い味に慣れた舌には、淡泊な自然の味は「おいしい」と思えないのですから。
しかし、ひとたび薄味が好きになった子どもはファストフードもスナック菓子も受けつけません。

このように「だしの素」でも舌は麻痺しているわけです。

冒頭でお伝えした「化学調味料」を正当化する人たちはこういった現実の証拠を無視して、科学的な証拠を優先する…

子供が現実に感じていること以上の科学的根拠など必要でしょうか?

科学的根拠はその実験方法などによって結果が変わります。

人間の子供が実際に感じている現象は、現実の舌が感じていることですから、科学の実験など及ぶに足らない証拠になるのではないでしょうか…

佐藤もこんな体験をしています…

私の体験談も少しお話しさせて下さい。

私も子供の頃を振り返れば、加工食品を多く食べていたように思います。

母親が中央市場に勤めていたこともあり、野菜や魚以外にもお総菜や「味付けの素」みたいな加工食品もたくさん貰って帰ってくるわけです。

そして、私がシチューがすごく好きなものですから、そういった料理でも母親は忙しいですから「素」を使います。(私が好きなものはよく作ってくれましたから、化学調味料の問題を知っていたら「素」など使わず手作りしていたと思いますが)

清涼飲料水もお菓子も時々食べてましたし、私の体は子供の時から、

「化学調味料漬け」「添加物漬け」になっていたように思います。

で、将来は「調理師になる」と決めてましたから、高校進学は調理専門科に進みました。

習う料理は全部手作り。○○の素なんて一切使いません。

1年目は「フランス料理」。(2年目は和食で、3年目が中華とお菓子)

調理実習の授業では料理を作ったら、それが昼飯になるのでいつも楽しみでした。

でも、はじめて調理実習で作ったスープ系の料理を食べた時、味が薄く感じてなんとなく違和感も感じてあまり美味しいと思わなかったのですね。

もちろん、手作りですから野菜と肉から取ったブイヨンというスープ(だし)ベースを使ってます。

自然の旨味や甘み。味付けは塩とコショウだけ。

でも、当時の私にはそれが物足りなく感じたわけです。

しかし、数ヶ月、半年と調理実習で作った料理を食べているうちに、

「これが本来の料理の味…」
「手作りの本物の味なんだ」

と感じるようになって違和感も消えていったのです。

化学調味料や添加物で科学的に作り出した味の加工食品とは全く違う、体にス~っと自然に入ってくる美味しさ…

言葉にできない美味しさ、特にスープの料理でそれを強く感じたのをよく憶えています。

ですから、

今思えば、幼少のころから食べていた加工食品の化学調味料や添加物の影響で舌が麻痺して、はじめて実習で作った料理を美味しいと感じなかったのではないかと。

でも、生の野菜、生の魚肉から作った料理を食べ続けていると、

舌は「自然の美味しさ」をちゃんと感じてくれるようになるということ。

舌の麻痺は解消され、「もとに戻るんだ」ということですね。

最後に

いかがでしたか?

「化学調味料で舌が麻痺する」という事実は、身近にそういう人がいないとなかなか信じられないと思います。

ですが、実際は体験している方がたくさんいる…

長くなるので、今回は省いたのですが、

ある整体師の女性の方もブログに書いていらっしゃって「だしの素」や「味付けの素」を2ヶ月間食べなかっただけで、

その後、化学調味料入りの加工食品を食べると舌に違和感を感じてお腹の調子も悪くなったそうです。

外食でラーメンを食べれば舌に痺れも。

「相当麻痺していたのでは?」と仰っています。

「化学調味料で舌が麻痺する」という証拠は、「科学的根拠・エビデンス」が無くても、

今回述べた数々の体験談で十分ではないでしょうか?

自分で気付いていないだけで、舌が麻痺している可能性があることを知って頂きたいです。

「自然の美味しさ」を美味しいと感じられないことで科学の味が美味しい物と感じてしまい、ある意味中毒となって、加工食品ばかり食べて続けてしまう…

だから、自然の野菜や魚をあまり食べなくなり、本当にカラダに必要な栄養が摂れなくなってしまうと。

それが不健康・病気の原因の1つになっているのではないかと思います。

「化学調味料を摂り続る」というのは、

そんな恐ろしいスパイラルを生み出すんだということを考えて頂きたいです

やはり、化学調味料・食品添加物は短期的に安全と言われていても、

長期的には、そうではないように思えてなりません…

今回のおすすめ酵素料理

今回の酵素レシピは、魚と生野菜の合わせ料理。

消化負担のある肉・魚料理には、必ず酵素を多く含む食材を加えたり、酵素が摂れる料理を足して、消化を助けてあげなければなりません。

肉魚に多い、たんぱく質や脂肪は体内酵素だけでは、しっかり消化できないからです。
それで、焼き魚には大根おろしを添えるわけですよね。

この効果と同じ効果が得られる料理が今回のおすすめ、

『鯖のグリル焼き 和風ラヴィゴットソース』

簡単に言ってしまうと薄塩のサバの塩焼きにドレッシングみたいな酸味の効いたソースをかけて食べる逸品!
ソースの中にトマトや玉ねぎなど生野菜を加えるので酵素が多く摂れるわけです。

さらに本物の「お酢」を使えば酵素が大幅にアップします。
和の食材も加えるのですごく食べやすい。

で、この「焼き魚に酸味ソースをかける」という調理法は、焼き魚をさっぱりで食べられるので、
料理の味的にも申し分ないですし、レパートリーが増えるといったメリットもたくさんあるので是非覚えて頂きたいですね。

そもそも、「ラヴィゴットソース」って何?

画像をクリックして、レシピで確認してみて下さい!
↓↓

『鯖のグリル焼き 和風ラヴィゴットソース』

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