小麦で不健康になるのは日本人だけ!?

【小麦食べると病気になる】

少し前にもパンの問題を取り上げて「本気で小麦を控えて下さい!」という話をしましたが、

今回は、「その小麦が病気の原因になっている根拠」についてお話ししいと思います。

日本人のガンなどの病気が増えている背景には、乳製品・添加物…

そして、「小麦」の摂取が増えたからと言われています。

それが確実だという研究論文は無いのですが、小麦・乳製品・添加物の摂取量とガンなど病気の増加には明らかな相関関係があります。

グラフの画像が小さく、見えにくくて申し訳ないですが、左が「日本の小麦消費量の推移」、右が「日本の主要原因別死亡率の推移」です。

左、「日本の小麦消費量」の青い線が消費の総合計。

このグラフでは戦前のデータが載ってませんが、戦前の総消費量は1950年の300万トンより少ないのですね。

戦後から急激に増え、現在は1950年代の2倍以上です。

それに比例して右のグラフ、悪性新生物(ガン)が急激に増えています。

心疾患も同じように増えてますし、肺炎は一時減っていたのにまた増えています。

上のグラフは小麦と疾患を比べたものですが、乳製品はもっと相関関係があると。

このグラフは、「1日1人当たりの食糧供給量」です。

紫色の線が牛乳・乳製品。戦後から急激に伸びて小麦より増加率が高いです。

乳製品は何度もお伝えしている通り、「カゼイン」というたんぱく質がガンの原因になっていることが分かっています。

(※お米の消費量が1970年以降大きく下がって、現在も下がり続けている点も懸念すべき問題です)

詳しく話すと長くなるので端的に申しあげると、乳製品や小麦の消費が急激に増えたのは、

アメリカからほぼ強制的に輸入させられたからです。(戦争に負けたので断れない)

そして、これは「食品添加物の摂取量推移」と先ほどの「日本の主要原因別死亡率の推移」を比べたグラフです。

食品添加物の摂取量も増え続け、それに比例してガンも増えていると…

このように明らかな相関関係があるのです。

で、今回は特に「小麦がガンの増加に繋がっている根拠」について詳しくお伝えしたい。

結論から言いますと、

日本人は「小麦に耐性を持っていない」のです…

グルテンが原因ではありますが…

以前、小麦についてお伝えしたのはグルテン(小麦のたんぱく質)の問題。

根本的には、それがカラダを壊す原因です。

グルテンが分解しにくい分子構造になっていることで、未消化で血液に入りアレルギー反応を起こしたり、

モルヒネと同じような中毒性があることで、脳神経細胞を狂わせたり…

グルテンがカラダを破壊していくと。

でも、不思議に思いませんか?

欧米人は昔からパスタやパンなど小麦をたくさん食べますが、病気になっているなんて聞いたこと無いですよね?

なぜ、日本人は小麦で不健康になるのか?

グルテンが無い小麦

まず、欧米人は昔から小麦を食べていました。

小麦の原産地はユーラシア大陸の中部。

この辺りは気候が温暖で土の栄養分が多く、野生の麦類が自生していました。

で、小麦の栽培が盛んになったのは紀元前8000年前と言われ、トルコ南東部などの農耕集落の遺跡のDNA分析などの研究からある程度分かっています。

で、自然界には3種類の小麦がありまして、全部話すとめちゃ長くなるので、簡単に言いますと自然交雑によって8000年前に現在の小麦の原型と言われる「普通小麦」が生まれたと。

そして、現在主流になっているパン・麺で使われる「普通小麦」は収穫量を増やすために人間による品種改良によって生まれたものです。

で、小麦の原種は「一粒系小麦」と言われる種類で、これらはグルテンを含んでいません。

もうちょっと正確に言いますと…

グルテンは「グルテニン」と「グリアシン」というたんぱく質が合わさる(水を加えて練ると)と発生しますが、

「一粒系小麦」はグルテンが発生しないたんぱく質が含まれているわけです。(グルテニンと『ホルデイン』。グリアシンを含まない)

要するにヨーロッパ人は昔から小麦を食べていたが、それは「一粒系小麦」、

グルテンを含まずカラダに害にならないということです。

実は現在、ヨーロッパやアメリカでもアレルギーになる人が増えている。

日本より多いです。

それは、昔と現在、食べている小麦が異なるからです…

小麦食品、大量に食べているのは…

ここで、日本人がどれくらい小麦を摂っているか?という話をします。

で、小麦粉の中でもグルテンが一番多いのは「強力粉」。

準強力粉⇒中力粉⇒薄力粉という順でグルテン量は減っていきます。(グルテン量に大きな差は無い)

で、強力粉を原料にしているのは主にパンです。

パンを食べる人多いですよね。

でも、実際の市場の使用量を見ると意外なことが分かる…

まず、日本の小麦の年間流通量は約70万トン。

内、強力粉は年間約6.3万トン、準強力粉は0.4万トン…

中力粉や薄力粉は、なんと10倍の62.9万トン。

中力粉や薄力粉で作る食品は何ですか?というと…

中力粉⇒うどん・即席麺・ビスケット・和菓子など。

薄力粉⇒カステラ・ケーキ・天ぷら粉など。

みんなコンビニやスーパーに行くとお菓子買いますよね。

そう、実際はパンより菓子類・即席めんなどから小麦粉を大量に摂っていて、9割が中力粉・薄力粉なのです。

スーパーのお総菜の揚げ物も…

お土産で貰った菓子類も…

日本全体で見れば、思っている以上に菓子類・麺類・揚げ物を食べているわけですね。

ひょっとして身に覚えはありませんか?

日本人も昔から小麦を食べていた!?

先ほど「一粒系小麦にはグルテンを含まない」と言いましたが、

実は「大麦」も同じ。

日本人も昔から麦を食べていましたが、それは小麦では無く「大麦」のほうが圧倒的に多かった。

現代人が食べているのはグルテンを含む「小麦」で、昔の人が食べていたのはグルテンを含まない「大麦」…

昔と今、同じ状況になるわけがない。

「病気の原因が小麦なら、日本人は昔から食べているのにおかしいじゃないか!」

という反論はすでに論破されているわけです。

そして、栄養価も小麦より大麦のほうが高く、それで「麦ごはんがカラダに良い」と言ったりするわけです。

ちなみに大麦に含む、水溶性の食物繊維「ベータグルカン」は糖質の吸収を緩やかにする効果があります。

大麦は血糖値が上がりにくいということ。

8割の人が…

上記の話の通り、日本人が昔食べていたのは「大麦」であり、小麦を大量に食べるようになったのは間違いなく「戦後」。

現在までで約70年。

そんな短い期間では日本人のカラダが小麦のデメリットに適応できない…

要は日本人は小麦に対して、まだ耐性を持っていないのです。

日本人の小麦に対する「不耐性」は8割と言われています。

残り2割の人は小麦を食べても平気ですが、ほとんどの日本人は小麦の悪影響を受けてしまうということ。

冒頭でお見せしたグラフが、その結果と言えるのではないでしょうか。

明らかに相関関係があると。

最後に

いかがでしたか?

日本人だけでなく、他の人種も含め現在人はまだ小麦に対して耐性を持っていないのです。

その結果としてアレルギーになったり、酷い場合はガンになったり。(小麦だけでは無いですが…)

そうならなくても、小麦のグルテンは脳の快感を招く神経を活性化させるので、ドーパミンを大量に分泌…

「その快感を得たい」という感情を強め、また食べたくなると。

要は以前にお伝えした通り、脳を麻痺させてしまうわけです。

その麻痺は「グルテン」に限らず、砂糖などの精製された糖や食品添加物の科学的な「甘味」…

植物油脂など「精製された油」も快楽神経を刺激するので、同じ効果をもたらします。

現代の食は「小麦」を含め、そういう危険性があるのだということ。

あらためて「小麦」、摂り過ぎていないか?確認してみて下さい。

今回のおすすめ酵素料理

今回は、前回お伝えした「マッシュルームタルタルソース」を使って簡単な一品!

『焼きピーマンのマッシュルームタルタル』

をご紹介します。

タルタルソースは加熱料理に合うので、今回はあえてピーマンをグリル焼きにして、
「マッシュルームタルタル」をかけてみました。
(下に敷く生野菜とマッシュルームタルタルから酵素が摂れます!)

これは私も想像していた以上に美味しくて驚きましたね。

画像↓クリック!でレシピページへ。

★『焼きピーマンのマッシュルームタルタル』

関連記事

コメント

この記事へのコメントはありません。

★カテゴリー

★おすすめレシピ

  1. ★彩り野菜の胡麻みそマヨ和え

  2. ★人参の胡麻グラッセ

  3. ★ブロッコリードレッシング

  4. ★胡瓜のからし塩麹漬け

  5. ★貝割れ大根と玉スラの花カツオかけ

  6. ★茄子と黄パプリカの梅みそドレッシングかけ

  7. ★茄子のからし漬け

★食の健康知識

  1. 歯医者は慎重に選ぶべき…

  2. 砂糖はこれを避け、これを使うべき!

  3. 「酵素」を考えない食事=病気

  4. 冷えるカラダを温める最高の方法

  5. 甘味調味料は、これもおすすめ!

  6. 果物で乳がんのリスクが下がる!?

  7. 「食べる順番」気にしていますか?

TOP