【朝は毒出しの時間】
今回は、「朝食は本当に必要!?」という話です。
かなり前ですが…
↑で、お伝えした通り、体は日々生理的サイクルを繰り返していて、
・昼12時から夜8時までが「栄養補給と消化」の時間…
・夜8時から朝4時までが「吸収と代謝」の時間…
・朝4時から昼12時までが「排泄」の時間であると。
要は朝は「排泄(毒を出す)」の生理的作用の時間ですから、
それを邪魔しないように朝食は食べないほうがいいわけですね。
排泄が上手くいかないとカラダの毒が抜けない。
で、排泄の生理的作用では「代謝酵素」をたくさん使うので、何か食べて消化酵素が使われると代謝酵素が減る、
そうならないよう「食べない」のがベストということ。
でも、どうしても食べたい場合は「果物」を食べる。
果物なら酵素を多く含みますし、熟していればすでに栄養が分解された状態で摂取できるので、体内消化酵素を大量にたくさん使われることなく、代謝酵素を多く使うことができる。
排泄の邪魔をしないわけですね。
なので、生理的サイクルから考えると朝食は基本的には「食べないほうがいい」と思ってます。
しかし、
未だに世間一般では朝は「しっかり食べましょう!」といった風潮が強いです。
「朝食べないから、日中に力が出ない」とか、
「朝はチョコレートなどで糖分を摂って、昼までのエネルギ―補給をすべき」
みたいなことを言われています。
本当にそうなのでしょうか?
ということで、
今回は朝食を摂ることは本当に正しいのか?
「朝食神話はウソ!?」をお伝えします。
【朝食のデメリット1】
朝食べるから空腹感が増す!
これ、メカニズムはまだしっかり解明されてないのですが…
まず、基本的な話で、
何か食べて、炭水化物が消化されると血糖値が上昇します。
それを下げるために「インスリン(ホルモン)」が分泌されて、しばらくすると血糖値は下がる。
で、血糖値が下がると今度は「グレリン」というホルモンが分泌されます。
この「グレリン」 は 「空腹ホルモン」と言われ、インスリンと反比例して増減するホルモンです。
要は胃が空っぽか、 血糖値が低い時に「グレリン」の血中濃度が上がって空腹を感じる…
反対に 何か食べると「グレリン」濃度は下がり、満腹感が出てきます。
それが自然な空腹、満腹の状態です。
しかし、朝食を摂った場合は、血糖値が上昇…
インスリンが分泌され、徐々に血糖値が下がるため、午後から「グレリン」分泌量が通常より高くなる。
よって、朝食を摂らなかった場合より空腹感が強くなるのです。
午後にお腹が空くのはその作用によるもの。
これはイギリス、バーズ大学の研究で明らかになっていて、
逆に朝食を摂らない場合、午後からの空腹感が弱くなり、少しの食事で満腹感が得られ、食べ過ぎにならないのですね。
そして、朝食べないことで昼食後のおやつなど間食も欲しくなくなった、という事例もあります。
これは私自信も体験しています。
朝食べないようにすると昼にあまりお腹が空かなくなりました。
間食もそうです。
ですから、朝、食べないことはダイエットにも効果的。
また、昼食後の「眠気」に関しても、朝食を摂ると強い眠気が出ることが分かっています…
【朝食のデメリット2】
朝は血糖値が下がりにくい!
先にも言いましたが、インスリンは血糖値を下げてくれるホルモン。
でも、朝の時間帯はインスリンが効きにくいのです。
要するに朝食食べて上がった血糖値は下がりにくい。
血糖値が高い状態が続くと血管が傷つきやすく、それが原因となって血管壁が厚くなる…
動脈硬化です。
動脈硬化から脳梗塞や脳出血、心筋梗塞に繋がります。
ですから、朝に何か食べると上がった血糖値は正常に下げられない…
朝食の習慣自体が病気の大きなデメリットになるということです。
なぜ、朝は血糖値が下がりにくいのか?その理由が分からないのですが、
そもそも、朝は平均して血糖値が高い状態なので、下がりにくいこともあるでしょうし、
生理的サイクルから考えると朝は排泄を促すために、
体が「朝は食うな!」「余計な事するな!」と血糖値を上げることで教えてくれているのかもしれません…
【朝食のデメリット3】
糖尿病・糖尿病予備軍の朝食は危険!
『朝はインスリンが効かない』『血糖値が下がらない』
これが分かると如何に糖尿病患者の方や糖尿病予備軍の方が朝食を食べることが危険なのかがよ~く分かりますよね。
でも、多くのお医者さんは「朝はしっかり食べなさい」と進めるわけです。
患者を殺したいのでしょうか?
お医者さんは「偉い」というイメージがありますが、そんなことはないのです。
医者のいうことを安易に信じてはいけないことが分かると思います。
少しフォローするとすれば、彼らは専門医が多く、総合的に医学を学ばないので、ある意味仕方ないのかもしれません。
国民が自分で情報を集め、賢くなるしかないです…
朝食神話を作ったのは、食品企業!?
食品会社にとって朝食は儲かる。
代表的な食品は「シリアル」。
コーンフレークとかグラノーラとか、穀類加工食品、全般を言います。
これ、原料が穀類ですから原価が安く儲かるわけです。
食品会社にとってはおいしい市場です。
となると「朝食はしっかり食べましょう!」と広めるわけです。
例えば、これはアメリカの話ですが、
『 グッド・ヘルス』という健康雑誌で「朝食は1日のうちで最も重要な食事だ!」など繰り返し語られた論文が載ったと。
そういった論文は1回だけではなく頻繁に…
で、その論文を出した研究者を詳しく調べていくと、実はシリアルなどの食品会社から研究の資金提供を受けていたことが分かったわけです。
そういう裏を知ると「朝食は素晴らしい」という神話に疑いを持たざる得ませんよね…
朝のエネルギー源が必要??
この話もよく聞きます…
「午前中のエネルギー源として朝食は必要だ」
たしかに”果物だけ”なら酵素を多く含み消化が早く、さらに糖分が分解された状態で摂取するので、すぐにエネルギーになるでしょう。
しかし、
朝と言えば、多くの方がバタートーストやハムエッグやサラダ、コーヒーなど複数の物を食べます。
もしくは和食のごはん・味噌汁・納豆・焼きシャケ・漬け物…
複数食べるほど消化に時間がかかります。
食品によっても変化しますし、その量でも変わりますが最大は消化だけ8時間以上。
特にバターなど脂分は10時間以上かかることも。
そこからエネルギーになるまでは、さらに時間がかかると思います。
そんなに時間かかるのに午前中のエネルギー源になってますかね?
この話は「複数食べた場合」ではありますが、例えば食パン1切れの単品であっても加熱食であり、酵素を含まないので消化に時間がかかり、
すぐにエネルギーになるの難しいと思います。
「午前中のエネルギー源として朝食は必要だ」
という話自体、変じゃないでしょうか。
朝食抜きはすぐ慣れる…
それでも、「朝は食べる習慣が身に付いているのでやめられない」という場合もあり、
「空腹に耐えられないのでは?」という心配もあるかもしれません。
ですが、多くの方は、 朝食抜き生活を始めて1日か2日で、朝食をとらなくても平気になるのですね。
ある実験で、 朝食を抜くように指示された13人の患者さんのうち、
「午前中、絶食したからといって、耐えがたい空腹を感じる人はいなかった」
というデータが出ています。
また、私自信も朝食抜きを始めて3日後には強い空腹は感じなくなってました。
1ヶ月もすると逆に欲しくなくなりました。
思っているほど辛くないということです。
最後に
いかがでしたでしょうか。
「朝食神話」は作り話なのかもしれません。
日本人も江戸時代までは1日2食だったという書物が残っていますから。
明治時代にエジソンが作った「トーストター」を売るために「朝食、しっかり食べましょう!」というキャンペーンが入ってきて、
朝食を食べる習慣が始まった、という説もありますし。
そもそも、
・排泄の邪魔をする
・朝は血糖値が高い
・朝食時のインスリンは効き目が弱い(血糖値が下がらない)
これらのデメリットを考えても朝食は抜いたほうがいいと思います。
朝食べる習慣が身に付いていれば、とりあえずは果物に代えるところから始めてみて下さい。
それだけでも体調が変わってくることもありますので…
今回のおすすめ酵素料理
今回の酵素料理は「味がダンスする!爽快感がたまらんサラダ」です!
実は前回お伝えしたリンゴドレッシングは、ドレッシングの選択が難しいと言われる「このサラダ」にもピッタリなのです…
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★『水菜とカブのフルーツサラダ』
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