★発酵つぶあん

【砂糖不使用の甘い”あんこ”】

小豆で作る「あんこ」…

どら焼き、たい焼き、今川焼き(大判焼き・回転焼など、いろんな呼び名がありますが…)、ぜんざい、おはぎなど、

日本食文化、代表の1つであり、たまに食べると美味しいですよね。

実はあれって、体にデメリットだらけの”砂糖”を入れなくても、

「麹」を使って作れば「酵素」がしっかり摂れて、

ちゃんと”甘い”のです…

今回は、通常の”あんこ”とは異なる「発酵つぶあん」を伝授します!

あんこは、甘くておいしいけれど砂糖が多いところが気になるという方もいますよね。

でも、砂糖入れなくても甘く作れるんです。

それは「米麹(こめこうじ)」を使って発酵させる、という方法。

小豆を通常通りやわらかく茹で、米麹と混ぜて発酵器で発酵させると、

甘麹(甘酒)と同じように強い甘みが出て、通常の「あんこ」と同じように甘く仕上がるんですね。

砂糖のような嫌な甘さではなく、自然な優しい甘味で胸やけもしない。

そして、砂糖の悪影響も無し、安心して食べられます。

しかも、発酵しているから「酵素」もたっぷり!

実際、出来立てのあんこ食べたのですが、砂糖が入っているかのように甘い…

でも、砂糖とは違う、自然な甘さ。

ちょっと食べると次々食べたくなる味わいです。

私、とりあえず正月残ってた「お餅」を焼いて、発酵つぶあんをのせて食べてみました。

やっぱり間違いなし!

美味かったです…

他にもいろんな食べ方ができますが、

まずは「発酵つぶあん」作ってみて下さい!

※発酵器が無くても炊飯器で作ることもできます。

★レシピ
【材料】 分量 備考
小豆 200g  
米こうじ 200g できれば、ばらしてあるタイプ
茹で汁 150cc  
1つまみ  
★温度計    
★発酵器    
1、小豆はすすぎ洗いしておきます。

※事前に浸水(15時間)しておけば、茹でる時間を短縮できます。
2、鍋に小豆と水(500cc)を入れ、強火にかけます。
3、沸騰したら、中火(の強)にして15分茹でます。
3、(任意の作業)米こうじ(200g)は、ミルサーがあれば粉砕しておきます。(粗めでOK)

※粉砕しておくと後で潰す作業の時に潰れやすい。

ですが、粉砕しなくても問題は無いです。
4、小豆は15分茹でたら、いったん湯を捨てます。

※茹で汁に「渋味」と「酵素阻害成分」が出ているため、

最初の湯は捨てる。

※より渋味を無くしたい場合は、もう1回茹でて捨てる
5、再度、水(1リットル)を加え、やわらかくなるまで茹でます。

※「茹で時間」は小豆の質や季節で変わりますので、

目安は30分~40分

※もっと時間がかかる場合もあります。
6、湯が煮詰まったら、水を足す。
7、箸で潰れるくらいまで、やわらかくなったら火を止めます。

※この時点で「茹で汁」が150cc以上残っている状態にしておく。

茹で汁が少ない場合は水を足して一度沸騰させる。
8、このまま蓋をして、温度が下がるまで蒸らします。
9、茹で汁の温度が60℃まで下がったら、

「茹で汁(150cc)」「米こうじ」と「塩(1つまみ)」を加えて混ぜます。

必ず60℃で

米こうじを加えると温度が急激に下がるため。
10、発酵器の容器に入れ、表面を平らにします。
11、発酵器で発酵させます。(操作は説明書を参照して下さい)

5~6時間で出来ると思います。

※炊飯器で作る場合は、釜に(9、)を入れ、

炊飯器の蓋を開けたまま、濡れた布巾を2重にかぶせ、8時間~10時間「保温」して下さい。

途中、何度か混ぜて、布巾が乾いたら再度濡らして下さい(混ぜると発酵が少し早まる)
12、発酵できたら、小豆を潰します。

2/3ほど潰れたら完成!
13、完全に冷めたら、タッパなど容器に移し変えて冷蔵保存します。

※約2週間日持ちしますが、

蓋をする際にキッチンペーパーを挟んでおくと水滴が入らず、さらに日持ちします。

「発酵あんこ」は、砂糖などで味付けしたあんことは違い、体にスゥ~っと入ってくる自然な甘みがします。

以下に砂糖が違和感のある調味料なのかが、「発酵あんこ」を食べることで気付けます。

「おはぎ」にしたり、「お餅」にかけたり、「だんご」にかけたり、料理に加えたりなどで食べてみて下さい。

ぜんざいにしたい場合は、茹で汁を多く入れて発酵させ、温める際に50℃までに抑えれば、酵素を失うことなく食べられます。

是非、試してみて下さい。

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