食肉、ホルモン剤の懸念

肉の懸念は農薬だけではありません…

今回は、以前お伝えした「農薬恐れるべきは野菜より肉!?」の続きです。

前回お伝えしたこと、憶えていますでしょうか?

国内畜産物の飼料(餌)は、ほとんどがアメリカなどから輸入した「とうもろこし」や「大豆」などの穀類…

飼料専用に大量生産するため、ものすごい量の農薬を使ったり、強い農薬を使って栽培されています。

その飼料を日本は輸入し、日本の畜産物…鶏・豚・牛が餌として食べていると。

だから、それらの畜産物には体内に農薬が凝縮して蓄積されていて、

野菜・果物の農薬より危険だということ。

実際、「アメリカ人の農薬汚染源の95%は肉と牛乳から」、「肉を多く食べる女性の母乳には、ベジタリアン女性(農薬使用の野菜を含む)の約100倍の農薬が含まれていた」など様々なデータが報告されています。

そんな肉の問題は「農薬」だけでなく、「成長(肥育)ホルモン剤」や「抗生物質」「BSE」といった懸念もあるわけです。

今回は、その内の「成長(肥育)ホルモン剤」の問題についてお伝えしようと思います。

肥育促進剤とは?

そもそも「成長(肥育)ホルモン剤」とは、別名「肥育促進剤」といって畜産において短期間で大きく成長させるためのもの。

具体的には、女性ホルモンの一種、エストロゲンというホルモン剤を餌などに混ぜて与えます。

すると餌の栄養の吸収率が上がり成長が早くなる、という仕組み。

これによって飼料を少なくできるメリットもありコストが下がり、短期間で大きく育てることができることで生産量が増え、大きく儲かるということです。

「肥育促進剤」を使うと赤身が増えるという特徴もあります。

特に牛の畜産で使用されることが多く、ホルモン剤だけでなく、ラクトパミンという「飼料添加物」も同じ目的で使用されています。

日本では認められてない…

基本的に肥育促進剤は、「動物用医薬品」であり、農林水産大臣が承認した種類がないため、日本で使用が認められていません。

(※肥育促進剤は合成型と天然型とあり、日本では後者の使用は認められてはいますが、獣医療の治療目的のみに限られています)

また、EUも同じく認めていませんので、肥育促進剤を使った肉類は輸入も認めていません。

しかし、アメリカ、カナダ、オーストラリアなどでは当たり前のように使用されていますし、

日本では輸入は認めているのですね。

「使用は駄目で輸入はOK」という意味不明な矛盾。

これはおそらく、基準値を守って使用すれば人体への影響はないという理由からだと思われます。

国連食糧農業機関(FAO)と世界保健機関(WHO)が合同で作成している「CODEX(国際食品規格。コーデックス)」という食品の国際標準規格があり、

そこでは、肥育ホルモン剤や農薬などが食品中に残留しても、人の健康には影響しない限界濃度基準を定めていて、それを守っている限り安全性に問題はない」といっているわけですね。

日本の最新の調査でも、輸入牛肉などから合成型ホルモン剤が検出されたことはないと言っています。

しかし、FAOもWHOも国際機関とはいえ、資金を提供してくれる国には忖度していますから(特にWHO)、どこまで信用していいのか疑問があります。

肥育促進剤、人体に与える影響

実際のところ、肥育ホルモン剤(肥育促進剤)が人体に与える影響は解明されていません。

現在も様々な研究・実験が進んでいて、適切な投与量と投与しない期間を設けることで問題はないという考え方もあるようです。

ただ2009年に「日本癌治療学会」の北海道大学 半田康医師らが行った研究で、

食肉のホルモン剤残留濃度と子宮体ガンなどの発生数増加が無関係ではないという論文を発表しています。

日本とアメリカの牛肉消費傾向から見たエストロゲン高濃度の牛肉の摂取量と子宮体ガン・乳ガンなどのホルモン依存性ガンの発生増加に相関関係があるというデータを出したわけです。

ホルモン剤が少量でも体に影響を与えていたことは確か。

アレルギー、子宮内膜症、不妊、発達障害なども懸念されています。

ただ、確実な因果関係まで突き止められていないのが現状です…

EUが肥育ホルモン剤(肥育促進剤)使用の食肉の輸入を認めないのは、そのような因果関係うが証明されていない…

人体への影響が確実に安全であると証明されていないことが大きな理由なのですね。

反対に日本は「基準値を守っていれば安全」という生ぬるい考え方。

この安全保障の考え方の違いが、日本で増え続ける「ガン羅漢率」「ガンの死亡率」と関係しているように思えてなりません。

最後に

食品添加物でも同じですが「チリも積もれば山となる」で、食肉1つ1つの肥育ホルモン剤残留が少なかったとしても、毎日食べていれば影響は大きくなる可能性もあります。

食肉の農薬と同じで蓄積もあるかもしれません。

何ヶ月かに1回食べるくらいなら影響は少ないでしょうが、週に2回も3回も外国産の肉を食べていれば、そのリスクは高まると考えておくほうがいいと思うのです。

何でも「ちょっとくらい」の積み重ねが命取りになることも。

何度言ってますように、そもそも人間は「果食動物」。

肉を食べなくても問題ありません。

たんぱく源は大豆と野菜で十分なのです。

その正しさは、そういう食生活をしている方々の病気改善(ガン・糖尿病などの改善・完治)によって証明されています。

※その証拠はまた、あらためて詳しくお伝えします。

今回のおすすめ酵素料理

今回、お伝えする酵素料理は「フルーツサラダ」。

アボカドとレンコンを「胡麻マヨネーズ」で混ぜるだけの簡単サラダです…

でもこれ、お気づきでしょうか?
「果物は単体で食べるべき」という健康情報と反しますよね。

ただ、アボカドはフルーツですが、ちょっと別と考えて頂きたい。

なぜなら…

画像をクリック!して確かめる!
↓↓

★『レンコンとアボカドの胡麻マヨサラダ』

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