農薬より怖い!?危険な野菜とタネ②

【「F1」覚えて頂けましたか?】

今回も前回に引き続き「危険な野菜とタネ」をお伝えします。

スーパーに並ぶ形が揃った同じ大きさの人参・玉ねぎ・じゃが芋など…

ほとんどの野菜は「メンデルの優劣の法則」による、「F1」という人工的に作られたタネが育ったもの。

詳しくはこちら↓をご覧下さい。

そのタネは第1代目なので、「綺麗な形になる」「同じ大きさになる」という形質が現れて、ほぼ同じ形・大きさになるということ。

あえて【大きさ・形の揃った野菜ができるタネ】作っているわけですね。

そういう遺伝の法則を使っていると。

さらにF1は「雑種強勢」の効果で、例えば「玉ねぎ」なら玉ねぎの花のめしべに”別の玉ねぎのおしべ”の花粉を受粉させることで、

育ちが早く、枯れにくい元気で強いタネができるのですね。

要は収穫量が増えると。

人間で言えば、日本人同士でさらに親戚に近い者同士の間に生まれる子供は体が弱く病弱になりがち…

でも、アメリカ人と日本人の間にできた子供はカラダの強い元気な子が生まれやすいと。

野菜のタネも同じ現象が起きるということでF1が開発されました。

で、ここまでの話だけなら農業者にとっても消費者にとってもメリットが多い…

しかし、そのF1がどうやって作られているのか?を知ると大きな問題に気付くのです。

それは「ある症状」と繋がっているのではないか?と言われています。

ということで今回は、

「農薬より怖い!?危険な野菜とタネ②」で、

「F1」を作る上で何が問題なのか?、それはどんな病気・症状に繋がっているのか?

についてお伝えしたいと思います。

野菜の花には、雄しべと雌しべが同居していたり…

結論から言いますと、

F1のタネは「優性不稔(ゆうせいふねん)」という株から生まれます。

(「株」とは?ここでは野菜の実が生る、花・葉・茎・根、全体を指します)

優性不稔」とは何か?これは後で解説します。

まず、野菜の”花”の中には、

「胡瓜」や「とうもろこし」のように雄花と雌花がひとつの株の中に別々に咲くもの(雌雄異花)があったり、

「ほうれん草」のように雄株と雌株、株が別々に育つもの(雌雄異株)や、

さらに、「茄子」や「菜っ葉」のように小さな花の中に「雄しべ」と「雌しべ」が同居しているもの(両全花)など、

いろいろな花があります。

なので、

それぞれの花の形体や性質によって、野菜の交配種を毎年効率良く生み出すための生産技術がいろいろ工夫されてきました。

要するにF1のタネを作るための技術です。

その工夫とは、簡単にいうと…

除雄(じょゆう)とは?

それは、「自分のおしべの花粉ではタネが付かないようにする技術」です。

別の言い方をすれば、自分のめしべに、自分のおしべの花粉が付かないようにすると…

(おしべの中に花粉がある)

自分のめしべに自分のおしべの花粉が付くということは、

「親戚同士の結婚」と同じ。

それだと弱い子…要は弱いタネができてしまうので、「自分のおしべの花粉で、めしべに受粉させないようにする」わけですね。

要は、その技術、工夫とは【雄しべを取り除く】こと。

これを専門的には「除雄(じょゆう)」と言います

昔は、これを手作業でやっていましたが、非常に時間がかかって大変ですし、効率が悪い…

そこで生まれたのが「優性不稔」です。

雄性不稔(ゆせいふねん)とは?

「雄性不稔(ゆせいふねん)」とは、”おしべが無い株”のことです。

先にも言いましたが、通常、1つの株(花)には「おしべ」と「めしべ」が両方あります。

でも、おしべが無いのが「雄性不稔」。

「めしべ」”しか”ないということです。

(実際、例えば玉ねぎを育てるとおしべが無い花が咲きます…ネット検索するとおしべが無い花の画像も出てきます)

要するに「奇形の株」

おしべが無い=「親戚同士の結婚ができない」

なので、おしべがある株から花粉を集め、それを人工的に「優性不稔の株」に受粉させて野菜を作るということ。(蜂など昆虫に受粉させる場合も)

アメリカ人と日本人の結婚と同じ。

この野菜から採れるタネは強くて元気なので「枯れない」…

ですから、野菜の大量生産ができるわけですね。

ということで、

そのタネが「F1」であり、おしべが無い株だけをたくさん作り出すことができると。

その株から育ったのが、現代のスーパーに並ぶ野菜です…

そんなおしべが無い、奇形の株から育った野菜を私たちは日々食べているわけです。

優性不稔の原形

自然の植物の中には突然変異で…

1万分の1くらいの確立で、優性不稔の株で出てきます。

野菜の株の中にも極々まれに優性不稔の株が見つかるわけです。

この株から育ったタネを取っておき⇒育ててできた野菜の中のタネを取っておく…

このタネをたくさん作るわけです。

それを植えて野菜を作る。

元気な野菜が育って大量生産ができるという仕組み。

最初に優性不稔の株が見つかったのは「玉ねぎ」と言われていますから、

スーパーに並ぶ玉ねぎは、ほぼ全部の種類と言ってもいいくらい優性不稔の株…

奇形の株から育った「玉ねぎ」です。

他の野菜もほとんど優性不稔だと思います。

全部の野菜を調べきれていないので詳細は分かりませんが、ほとんどの野菜が当てはまるのではないでしょうか…

(玉ねぎ・なす・胡瓜・トマト・大根は確実…温州ミカンなども)

不妊症の原因!?

ここからが大事なポイントで、優性不稔と人間の病気についてです…

「雄性不稔(ゆせいふねん)」を人間で例えるなら、

「無精子症になった男性」

だから、社会的大きな問題の1つである、

「不妊症」に繋がっているのでは?と言われているのです。

要は優性不稔の野菜ばかりを食べることで、男性の精子が弱くなり受精しなくなる…

実は不妊症の問題は女性ではなく男性の問題だったのです。(女性に問題が有る場合も…)

その根本は優性不稔の野菜を食べていることが原因だと…

私の個人的見解ですが、それが少子化にも繋がっているのではと思ってます。

ただ、本当に「不妊症」と関連しているかどうか?という研究はされておらず、

まだ明確なエビデンス(証拠)はありません。

今ところは「もしかしたら?」という状態です。

でも、優性不稔の野菜が大量に出回っていて「みんながそれを食べている」という現実を考えれば、

関係ないとは言い切れないのではないでしょうか…

最後に

私たちが日々食べている野菜は「F1」というタネであり、雄しべが無いという奇形の株から育った野菜なんだということ。

そして、奇形の株、優性不稔は「不妊症」に繋がっているのでは?と。

現代、100人に1人が不妊症と言われてますから、原因は「優性不稔」で間違いないような気もします…

実際、不妊症で悩んでいたあるご夫婦が優性不稔の野菜を食べるのを止めて、固定種(昔から受け継がれているタネ)の野菜を食べるようになると、

数ヶ月後に子供を授かったという事例もありますからね。

なので、今回の解決策は簡単に言ってしまうと、

F1の野菜を避け、昔ながらの「固定種の野菜を食べるしかない」と。

ただ、なかなかF1を避けることは難しいです。

なぜなら、もし自家栽培で回避しようとしてもホームセンターなどで売られている野菜のタネも、ほとんどは「F1」だからです。(F1って記載が無いから厄介)

おそらく、固定種はネット販売など、種苗専門店でしか手に入らないと思います。

おすすめはこちら↓です。(国内採種品は売り切れ続出です…食糧危機に備え、買い溜めされているかも…)

⇒野口のタネ(野口種苗研究所)

そして…

実は「F1 」のタネの問題は、他にも農家さん…いや日本の農業全体に関わる大きな懸念があるのです。

それは、またの機会にお伝えしようと思います。

とにかく!

現代の野菜は「奇形の株から育った野菜なんだ!」「不妊症の原因かもしれないんだ!」と知っておいて下さい…

今回のおすすめ酵素料理

今回の酵素料理は、
『キャベツと胡瓜の鯖そぼろ和え』
です!

ごはんのお供になるような口の中でいつまでも味わっていたい一品!

そんな味わいを生み出しているのは、
この「サバそぼろ」の美味しさだと思います…

レシピみて下さい!
(画像↓クリック)

★『キャベツと胡瓜の鯖そぼろ和え』

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