果物の食べ方でこんなを間違いしていませんか?(果物の正しい食べ方①)

果物には正しい食べ方がある!

今回は、おそらく今まで聞いたことが無い話になると思います。

世間一般に広まっている情報が如何に間違っているかに気付けるわけです。

それは「果物の食べ方」。

先に答えを言ってしまうと、

「果物は他の食べ物といっしょに食べては駄目!」

なのです…

ということは果物の「食後のデザート」なんていう食べ方は『間違いだ』ということに気付く…

コース料理の最後に食べるデザート(果物)は、不健康な食べ方でしかないわけです…

今回は、自然健康・治癒学博士 松田麻美子先生と、

酵素栄養学の鶴見隆史先生の話を中心に、

「なぜ果物は他の食べ物といっしょに食べては駄目なのか?」

「果物の正しい食べ方」「果物の間違った情報」を

今回と次回の2回に渡って詳しくお伝えしていきます。

果物の間違った情報…

まず、果物の世間の間違った情報を払拭しておきたいです…

この3つ聞いたことがあると思います。

1、「果物を食べると太る」
2、「果物を食べると体が冷える」
3、「果物を食べ過ぎると糖尿病になる」

これら全部「嘘」です。

今から1つづつ証明していきます…

1、果物を食べると「太る」の嘘!?

「果物は糖質が多い」というのは間違いない。

なので、世間の情報は、その糖質の多さだけをみて「糖質が多いから食べ過ぎると太る」と言います。

しかし、「糖質」といっても種類があってそれぞれ特徴が異なるわけです。

糖質は、大まかに分けて「多糖類」「二糖類」「単糖類」

他にも甘味料なども合わせると少糖類、糖アルコール類とか高甘味度甘味料がありますが、果物に主に含むのは上記の3つです。

で、ここからが大事なポイントになりまして、以下の順で消化時間が長くなり、消費されるまでにも時間がかかります…

「単糖類」⇒「二糖類」⇒「多糖類」

あまり詳しく話すと長くなるので端的に言いますと、上記の順で分子の結合数が多くなるため分解されるまでに時間がかかり、エネルギーなるまでにも時間がかかるわけです。

分子数…単糖類=1個、二糖類=2~10個、多糖類=10個以上。

要するに単糖類は早くエネルギーになって消費されますが、多糖類はすぐにエネルギーならず体に長く存在し、摂り過ぎれば太りやすくなるわけです。

では、果物に含まれている糖質は、どの糖質かというと「単糖類」

その単糖類にも種類があって、「ブドウ糖(グルコース)」「果糖(フルクトース)」「ショ糖(スクロース)」「ガラクトース」。

この中の「ブドウ糖」「果糖」「ショ糖」が果物の主な糖質です。

※各果物でそれぞれ、含む割合が異なりますが、多くを占めるのは「果糖」です。(果物の「果」ですからね)

要は、果物の実の中で糖質がすでに分解された状態で存在する…(自ら持つ酵素の影響で分解されている)

ですから、果物の糖質は分解作業が不要で直接細胞に吸収され、素早くエネルギーになって消費されるので

太らないわけです。

例えば、ブドウ糖で言えば、脳の唯一のエネルギー源ですから、「脳」は常に活動しているわけですぐにエネルギーとなって消費されます。

ちなみに「果糖」は血糖値を急激に上昇させない特徴があり、

多糖類(デンプン)を多く含むごはん・パンなどの炭水化物食品に比べ、食後の血糖を上げにくいわけです。

また、果物には糖質の吸収を緩やかにする「食物繊維」も多いですから、それも影響して血糖値の上昇を抑えてくれます。

ということで「果物を食べると太る」という情報は間違っているわけです。

かといって、

「それなら果物、食べまくるぞ!」と1日三食、果物だけ大量に食べるなど、あまりにも極端な食べ過ぎは控えましょう。
(ただ、三食果物を食べてすごく健康に生きている方もいらっしゃいます)

単糖類にも「過剰な摂取で肝臓に負担をかける(果糖)」といったデメリットがありますから…

2、「果物を食べると体が冷える!?」

これも間違いというか、偏った情報。

正確には「体を冷やす果物」もありますし、「温める果物」もあるわけです。

例えば、みかん・オレンジ・りんご・オレンジ・ぶどう・いちじく・プルーン・ももなど。

これらは、「カラダを温めてくれる果物」です。

で、バナナ・パイナップル・マンゴー・すいか・レモン・グレープフルーツなどは、

「カラダを冷やす果物」です。

では、なぜその果物が体を温めたり、冷やしたりするのか?

「カラダを温めてくれる果物」、例えばみかん・オレンジにはビタミンP、柿にはシトルリンという成分があって、それらが血管を拡張したり、血流を良くするので体を温めるわけですね。

反対に「カラダを冷やす果物」。これはカリウムの影響。

正確には全部の果物に当てはまるのですが、果物にはカリウムが多い。

カリウムには利尿作用があって、排尿の際に体の熱を奪うのですね。(どこかでお伝えしたかも…)

それで体が冷えると。

ですから、「カラダを冷やす果物」は南国系の果物が多く、特にカリウムが豊富に含まれ、暑さで上昇した体温を下げてくれる効果になっているわけです。

意味もなく体を冷やすわけではないということ。

と言っても利尿作用は一時的な効果なので、体を冷やし続けるわけではありません。

もし、寒い時に南国系の果物を食べる時は体を温かくして食べれば問題ないです。

で、「カラダを温めてくれる果物」の多くは寒冷地で獲れたり、冬が旬の果物。

南国の果物と反対で冷えた体を温めてくれる効果になるわけですね。

ということで、一概に「果物は体を冷やす」わけではないということです。

3、「果物を食べ過ぎると糖尿病になる」

「果物は糖尿病になる」というのもよく聞きますよね。

その理由は「糖質が多いから」といっているわけです。

で、糖尿病の原因は、過剰なインスリン(ホルモン)分泌。

インスリンは、すい臓で生成され、ブドウ糖をエネルギーに変換させる作用がありますが、

その働きが出来なくなると血液内のブドウ糖が増大…医者に「血糖値が高いですね」と言われる状態です。

通常、血糖値はインスリンの働きによってコントロールされていますが、めちゃ甘い物や脂分の多い物を食べまくっているとインスリンが過剰に出て、血糖値を下げようとします。

が、インスリンが過剰に出るということは「すい臓」に大きな負担がかかるわけで、甘い物・油物ばかり食べていると「すい臓」が悲鳴を上げてインスリンが出にくくなると。

この異常化した状態が糖尿病です。

ですが、

果物の糖は果糖がほとんどですから、その果糖はエネルギーになる時に肝臓で処理されるので、すい臓から分泌されるインスリンを必要としません。

先に申し上げた「果物の糖の「果糖」は血糖値を急激に上昇させない特徴がある」というのがそれに当たるわけです。

果物の糖は、他の糖と違うのですね。

さらに言えば、果物に多く含む食物繊維やカリウムは血糖値の上昇を緩めたり、下げたりする働きもあるので、

【果物で糖尿病になる】ことはありません。

糖尿病のリスクになるは、砂糖や小麦、白米などの精製穀物や脂肪の多い食品などです。

運動不足も…

「糖質が多いから糖尿になる」というもっともらしい理由に騙されないで頂きたいです…

果物で糖尿病になるどころか、果物をたくさん食べて、「糖尿病が治った」という事例もあるのです。

自然から得られる恵は別物!

ということで、

1、「果物を食べると太る」
2、「果物を食べると体が冷える」
3、「果物を食べ過ぎると糖尿病になる」

というのは間違った情報であることがお分かり頂けたと思います。

果物をちょっと食べ過ぎたくらいで、そんなデメリットになることはないのですね。

だから、安心して食べて欲しいです。

他の糖質を含む食べ物と自然の恵みである「果物」は別物。

ビタミン・ミネラル・ファイトケミカルが豊富で、熟成させるほどたくさんの「酵素」が摂取できる果物のメリットを体に与えてあげましょう。

ですが、その「食べ方」を間違えるとメリットも無駄になってしまう…

では、どんな食べ方が正しいのか?…

果物の正しい食べ方「2つのポイント」

「果物の正しい食べ方」には重要な2つのポイントがあります。

それが、これ…

1、他の食べ物といっしょに食べては駄目
2、生のままで食べる

それぞれ、解説します…

「1、他の食べ物といっしょに食べては駄目」

果物に「酵素」が多いことはすでにご承知の通りで、

果物だけで食べた場合は、その酵素が果物自信の消化(分解)に使われ早く消化されて胃や腸に負担をかけません。

ですが、他の食べ物(特に加熱食)といっしょに食べてしまうと酵素がそっちにも使われ、果物が上手く消化されないわけです。

(果物の糖質は吸収されやすいですが、その糖の状態になるまでの分解は必要、例えばバナナの塊のままでは吸収できないので)

現に食後のデザートを食べると急に眠くなったりするのは、消化に負担がかかっているため。

他にもレストランなど外食で子供さんが食後のデザートを食べている時に突然吐き出すのを見たことがありませんか?

あれは体が拒絶反応を起こしているのです。

若い時の人間の体は、まだ本能が強い状態ですから、間違った食べ方をするとそんなごく当たり前の反応が起きるわけです…

だから、「食後のデザート」も「3時のおやつ」も【駄目】、ということです。

コース料理のデザートなんていうのは最悪の食べ方なのです。

ですから、別の言い方をすれば「果物は空腹時に食べる」ことが重要。

何かを食べた後や何かと同時に果物を食べてはいけない…

お腹が鳴っているような時、他の食事から6~8時間空けたあとに食べるようにしましょう。

そして、これはまた詳しくお伝えしますが、人間を含めた動物の腸は生理的サイクルを繰り返していて、

朝は「排泄」の時間なのですね。

よって朝何か食べるなら消化に負担をかけないものが良いと。

それを考えると消化に良い「果物」を食べるタイミングは朝がベストになりますね。

朝なら空腹ですし。

「2、生のままで食べる」

これはもう分かると思いますが、

「リンゴのコンポート」「焼きバナナ」「いちごジャム」など果物を加熱すれば、

酵素を失い、ビタミンなども減ってしまいます。

加熱すると果物の素晴らしい価値が無くなるのです。

ですから、「生」で食べましょうと。

焼きバナナを自分で作って食べるチンパンジーなんていますか?

いませんよね。

自然のままの状態で食べるのがベスト。

さらに言えば、新鮮で熟したもの。

熟した果物は栄養価がアップします。特に酵素は劇的に増えます。

腐っているものは食べられませんから、その手前のよく完熟した「果物」を選んで下さい。

果物の健康効果を感じる方は多いですよ。

痩せたり、血圧が下がったり、お腹が弱かったのが治ったり、お通じがよくなったり、肌が綺麗になったり…

でも、その結果というのは当たり前こと。

何度もお伝えしてますが、人間は自然の物を何万年もの間食べてきた…

それが体にいいに良い物だと本能的に分かっているから。

体調が良くなって当前なのです。

最後に…

いかがでしたか?

果物の正しい食べ方は

1、他の食べ物といっしょに食べては駄目
2、生のままで食べる

です。

これを守っていれば、ちゃんと消化・吸収されて体は改善されていきます。

で、私の健康の先生の一人が「自然食療法」をやっていらして、

そこに行かれた重病者の方は、ガンや糖尿病などが治ってしまうのですね。

実際、どんなことをやっているかというと、

大まかには新鮮な果物と野菜を食べて貰うだけ。

患者さんが「食べたいな」と思う果物や野菜を「生」で食べるだけで、

病気は治ってしまうのです。

体の声を聞き、体が欲する「新鮮な食べ物」を食べる。

これで糖尿病もガンも治ってしまうという現実。

薬なんて不要なのです…

で、果物の正しい食べ方には他にもポイントがあって、「食べ合わせ」も結構大事なのですね。

これは次回の健康情報でお伝えしようと思います。

今回のおすすめ酵素料理

今回は果物の情報ということで、おすすめしたいのは、手頃な価格でそこそこ腹持ちもいい

「バナナ」。

そのまま食べても、素晴らしい栄養は摂れるのですが、
やはり、見た目から「食べたい!」と思うような盛り付けなら食欲も倍増します。

そこで、これ、『完熟バナナのカカオかけ』

バナナを食べやすい大きさに切って、バナナの皮を器に。
ポリフェノールたっぷりの粉カカオ(無糖ココア)をふって豪華な盛り付けにしてます。
カカオの苦みがバナナの甘みとマッチして、程よい甘さのスイーツ感に!

切り方も簡単なので、是非覚えてみて下さい。
(画像クリック!でレシピページへ)

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