【カブと塩麹の酵素で消化力UP!】
「サワラとカブの甘塩麹漬け」は、
みりんを加えて甘くした「塩麹」にサワラとカブを漬けて焼くだけの野菜と魚の合わせ一品。
塩麹の風味に適度な甘みがサワラに滲み込んで食べやすく、カブはカブの甘みもプラスされて絶妙の美味しさです。
で、焼くのはサワラだけ。
カブはそのまま食べられます…
塩麹は発酵調味料で酵素が摂取できるのですが、やはり加熱すると発酵が無くなる。
要は「甘塩麹漬けにしたサワラ」は焼くと酵素以外の栄養素は摂れますが、肝心かなめの「酵素」を失います。
焼き魚は加熱料理であり、消化を良くするためには「酵素」で摂ることが必須。
なので、カブは生で食べる。
同じ甘塩麹に漬けてますけど焼かないので、塩麹の酵素が生きた状態で食べられるわけです。
さらにカブに元々存在する酵素によっても消化が高められます。
酵素が存在しない焼き魚には消化を高める「生野菜」を添えることが大事。
焼きサンマに大根おろしは添えているのは、そのためでもあります。
それから、塩麹には他にもビタミンやミネラルも多く、
特にビタミンでは「葉酸」がすごく多く、これは血液を作り出す際に必要な成分で「造血ビタミン」と呼ばれています。
ミネラルでは、酵素の働きを良くする「モリブデン」を大量に含みます。
血を作り出すビタミン、酵素と深く関わるミネラルも多いので、「塩麹料理を食べること」自体が健康食そのものということですね。
「サワラとカブの甘塩麹焼き」は、
漬ける手間がちょっとありますが、1日漬ければ後は焼くだけ。
簡単レシピみて下さい。
★レシピ
【材料】(1人前)
サワラ(切り身)…1切れ(80g)
カブ…1/8コ(100g)
七味唐辛子…少々
【甘塩麹】
塩麹…大さじ3杯
みりん…大さじ5杯

※「臭み抜き」と「旨味を引き出す」効果

鍋にみりん(大5)を入れ、中火にかけ沸騰させます(沸騰するとみりんに引火する)
しばらくして沸騰させて、引火した火が消えたらコンロの火を止め冷まします。
※引火すると炎が高く上がるので注意!



※ボチャンと浸けて表面の塩が取れたらOK



※塩麹は塩分が多いので、カブの「水分抜き(塩をふる)」は省いています。
※サワラを漬ける甘塩麹を多めに残しておく。

※甘塩麹がサワラ全体にまとわりつく状態にしておく。

※かぶは水分が出てやわらかくなっていればOK、すぐ食べられます。

味噌漬けなどと同様、みりんが多く入っているので焦げやすいので弱火で焼きます。
※焼き時間の目安は、両面焼きグリルは8分、片面焼きグリルは「裏⇒表」の順に焼き、裏6分、表3分くらいが目安。


出来上がり!

七味唐辛子を少々ふったカブを横に添えて完成です。
※かぶの皿は滑って落ちそうになるので、キッチンペーパーなど小さく切って下に敷くと滑り止めになります。
★美味しく作るためのポイント動画
【中央の再生ボタンをクリックして下さい】甘塩麹に漬けた魚と野菜の美味しさを一度に味わえ、食べ比べもできる一品です。
カブと塩麹の酵素効果でサワラの消化を助けてくれる点は、健康面ですごくメリットが大きいですね。
サワラの代用としては、ブリ、タイ、タラ、サバ、シャケなど。
スーパーに並ぶ、切り身の魚類のほとんどが代用できます。
また、応用として、
柚子やスダチ、カボスやレモンなどで香り付けすれば(甘塩麹に入れる)、風味が加わってまた違った美味しさがあり、このアイディアだけレパートリーが増えます。
是非、作ってみて下さい。
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