世界は拒否!「グリホサート」パート1

日本人は病気にさせられている!?

農薬については以前【「農薬」恐れるべきは野菜より『肉』!?】の中でも少しお伝えしていますが、

もう少し深く踏み込んで「ある農薬」についてお話しします。

「ある農薬」とは、健康に詳しい方ならご存知、大きな問題を抱える農薬、

「グリホサート」

グリホサートはモンサントというアメリカ企業が販売していて、ある問題から多くの国では輸入が禁止になっています。

ところが、日本は現在も通常通り輸入している。

ここから「日本人は病気にさせられている」と言わざる得ないことが分かるのです…

このグリホサートについては大量の情報があるので、今回と次回、2回に渡ってお伝えします。

グリホサートとは?

まず「グリホサート」とは、何なのか?といいますとアミノ酸系除草剤の主成分です。

多くの除草剤の有効成分になっています。

そして、米国では1974年に農薬として登録されていて、その他数多くの国で使用されています。

農業の使用を主に公園や校庭、街路樹、駐車場などでも散布され、一般家庭でも使われています…

「ラウンドアップ」と聞けばお分かりでしょう。

テレビCMでも見たことがあると思います。

除草剤ラウンドアップの主成分が「グリホサート」ということです。

強制輸入!?と生態系破壊の懸念

アメリカでは遺伝子組み換えによって、グリホサートに耐える農作物を作っており、

それによって農作物は枯れずに雑草だけを枯らすことができると。

この作物のタネを日本は輸入しているのです。

輸入という言い方より、”強制輸入”によって「買わされている」というほうが正しいかもしれません…

冒頭でお伝えした通り、日本はグリホサートを輸入している。

遺伝子組み換えのタネとセットになっていませんか?

ということ。

また、アメリカの輸出用小麦にもグリホサートは大量に使われています。

小麦は遺伝子組み換えされてない作物ですが、収穫直前にグリホサートを散布し、あえて枯らして収穫の手間を減らしています。

この収穫方法を「プレハーベスト」といいます。

さらにグリホサートは土壌微生物も死滅させ土壌を汚染させます。

『グリホサートは土壌に入っても、微生物 (バクテリアや真菌)によってすぐに分解され、3~21日で消滅するため安全』

と言われていますが、実際は異なります。

科学警察研究所の研究ではグリホサートは半年以上経っても土壌に残っていたという結果が出ています。

微生物による分解も弱いと。

このグリホサートを含んだ土が雨に流れて広がることで、動植物に悪影響を与え生態系の破壊へと繋がっているという懸念もあります。

半年以上経てばグリホサートの残留は無いということでその後作物や雑草は育つ、という研究がありますが、まだ未知な部分も多いようです。

人体への懸念

では、人体への影響はどうなのか?

・神経毒(認知症など)
・生殖障害(胎児の発育、精子数の減少)
・自己免疫疾患(アレルギーなど)

こういった影響があることが分かっています。

それから、「小麦の問題」のテーマで話しました、グルテンによって腸に悪影響を及ぼすというのは、

実はグルテンではなく小麦に残留している「グリホサート」が原因ではないか、という研究もあります。

グリホサートは人間の腸内細菌のバランスを崩し、腹痛、腹部膨満、下痢などを起こすことが分かってきたと。

そういった腸内細菌に影響しているという研究結果が複数出ているわけです…

WHOが警笛を鳴らす

グリホサートの一番の問題は「発がん性」…

これについては次回詳しくお伝えしますが、

「裁判」沙汰にもなっていて、この問題からヨーロッパの多くの国ではグリホサート系農薬とグリホサートを使用した農作物の輸入を禁止しています。

また、WHO(世界保健機関)の専門家機関が2015年、「グリホサートは発がん性の恐れがある」と評価したことで、ヨーロッパ以外の世界でも使用禁止や規制強化に踏み切っています。

2015年にWHO(世界保健機関)の専門家機関がグリホサートを「発がんの恐れあり」と評価したことから、世界では使用禁止や規制強化に踏み切る動きが広がっています。

例えば、ドイツでは大手ホームセンターのグリホサート製品の取り扱いを中止。

スリランカではグリホサートの輸入を禁止。

コロンビアではグリホサートを主成分とする製品全般の散布を禁止。

イタリアは、公園や市街地、学校、医療施設周辺などでのグリホサート使用禁止。

ベトナムやインドでさえもグリホサートを含む除草剤の輸入禁止しています。

ところが…

日本は規制を緩和!

なんと日本は2017年に規制緩和をしています。

世界では、使用禁止や輸入禁止・販売禁止など規制強化の動きをしているに、日本は逆行しているわけです。

日本のグリホサート残留基準値の具体例をご紹介しますと…

小麦:6倍の緩和(5ppm→30ppm)
てん菜:75倍の緩和(0.2ppm→15ppm)
ライ麦、そば:150倍の緩和(0.2ppm→30ppm)
ごまの種子:200倍の緩和(0.2ppm→40ppm)
ひまわりの種:400倍の緩和(0.1ppm→40ppm)

200倍や400倍…

おかしく無いですか?ということ。

この規制の緩和によって日本ではラウンドアップなどグリホサート剤を使用した除草剤の輸入がが多く、

ホームセンターなどで普通に販売されているわけです。

農家でも当たり前のように使用されていることは言うまでもありません…

最後に

いかがでしたでしょう。

グリホサート、世界の多くは禁止で、

日本は逆に緩められている…

グリホサート自体の問題は大きいですが、

「規制緩和」という現実の意味は「日本はアメリカの植民地」であることを表していませんか?と。

次回は「発がん性の問題」を含めたさらに詳しい話をします。

今回のおすすめ酵素料理

「酵素」は熱に弱い…

ですが、以前お伝えした通り、酵素は40℃くらいで逆に活性化します。

要は、その温度までなら加熱してもいいってことですよね。

そこで、今回の酵素料理は『炒め物』
と言っても炒めた玉子と生のトマトを混ぜるだけ。
トマト自体は加熱しないので、常温くらいの温度になり、トマトの酵素が活性するのですね。

こんな料理を憶えておくといろいろ考え付きませんか?

画像↓クリック!で「酵素炒め物」の基本をマスターして下さい!

★『酵素活性!トマトのふんわり玉子炒め』

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