糖質制限で脳梗塞…半身麻痺!

糖質制限…正しいと思っていませんか?

「血糖値が高い」「体重が増えた」「容姿が気になる」「〇〇kg痩せたい」

こういった理由で糖質制限を始める方が多い…

また、「糖質制限」が流行みたいになっているので、「やっていることがカッコイイ」といった理由でスタートする方もいます。

「体重が減った」「お腹のお肉が取れて痩せた」といった結果が出る方もいますし、太っていると様々な病気を招くこともありますから、

痩せるための「糖質制限」を全て否定するつもりはないです。

なので、例えば今まで食後にケーキ類や甘いお菓子を食べ、間食でもそういったものを多く食べていて、

それを食べるのを止める、という糖質制限は良いと思います。

しかし、普段の食事でも炭水化物を減らしたり、抜いたりするような極端な「糖質制限ダイエット」は非常に危険なのです。

痩せたいから…血糖値を下げたいから、

それなら「糖質を大幅に減らせばいい」「炭水化物を取らなければいい」という過剰な糖質制限は、

「病気になる可能性が高い」ということ。

最悪は死に至ることも…

今回は、そのような一般的な「糖質制限」の間違った情報を正して頂きたく、

糖質制限の危険性についてお伝えしたいと思います。

糖質制限食で早死に…

糖質制限の権威の先生の教えを実行し、死の瀬戸際まで追い込まれた方を知っていますでしょうか?

さらには、早死にしている人をご存知ですか?

高雄病院の「江部康二」理事長は、糖質制限の権威の一人。

「主食を止めると健康になる」「糖質オフ健康法」「糖質制限ダイエット」などの書籍を出している有名な先生で、

【炭水化物を抜いて(減らして)、その分たんぱく質や脂質は多く摂ってもいい】

という方法を提唱。

これを実践したノンフィクション作家の桐山秀樹氏が2015年2月6日に急遽されているのですね。

結構話題になったのでご存じの方もいるかもしれません。

桐山氏は2010年に糖尿病・高血圧になり、江部先生の糖質制限を実践したところ20㎏減量に成功し、糖尿病も改善したわけです。

その成功体験から「おやじダイエット部」などの書籍を出版。

桐山氏自身も糖質制限ダイエットを強く提唱したことで世間に広まったと。

しかし、数年後に「心不全」で死去。

これがキッカケで「糖質制限ダイエットは健康に良くないのでは?」という世論も広がり始めました。

これに対し、江部先生を始め権威のある専門家から、

「死因は心不全だから、糖質制限が原因ではない」という反論も出てきました。

ですが…

明確な理由分かっていませんが、米国心臓病学会学術集会で発表された研究結果では、

1日の総カロリーのうちで炭水化物の摂取量が45%未満になっている人は、不整脈や心房細動が起こる確率が非常に高くなるというデータを出しているのですね。

つまり、炭水化物を抜いたり、極端に減らしたりすれば心臓に負担がかかるわけです。

桐山氏の心不全による死は、「糖質制限が原因ではない」とは言い切れないのではないかと…

※桐山氏は心臓が苦しくなったことがキッカケで病院にいき、糖尿病が発覚したと言われており、元々心臓に問題があったところに糖質制限による心臓負担がダメ押しになったのかもしれません。

半身麻痺で死の一歩手前…

さらに江部先生の糖質制限を実践した医師の日比野佐和子先生。

36歳の時に糖質ダイエットを行い、15㎏一気に痩せ喜んでいたのですが、頭がくらくらするような状態が続くようになったと…

そしてある朝、起きると右半身が動かなかったのですね。

半身麻痺…

しばらく経つと動けるようになったのですが、心配になり病院で検査。

MRIを撮ると脳梗塞の一歩手前である「一過性脳虚血発作」を発症していたわけです。

脳梗塞の死亡率は55.2%といわれていますから、死の一歩手前だったとも言えます。

(※脳梗塞で死は免れたとしても後遺症で苦しむ場合がほとんどです)

「一過性脳虚血発作」の原因はたんぱく質と脂肪の摂り過ぎで、一時的に脳の微小血管が詰まったこと。

江部先生提唱の糖質制限ダイエットは、【炭水化物を減らして、たんぱく質・脂肪は多く】ですから、明らかにそれが原因になっているわけです。

日比野佐和子先生はそんな体験から、

「炭水化物以外なら、なんでも好きなだけ食べていいという言葉に踊らされるのは危険。大切なのは糖質制限のやり方です。日本で認識されている糖質制限ダイエットは、とにかくご飯を含む炭水化物を一切食べないという極端で間違った認識が独り歩きしている気がします」

と仰っています。

そもそも、この話で私たちが学ぶべきことは、

医師が糖質制限の危険性を知らないこと自体が問題なのでは?ということ。

権威のある医師、多くの人に影響力のある医師という人たちが、別の医師が提唱しているダイエット法だからと言って疑問も抱かず、そのまま信じて実践していることに違和感を感じます。

この理由はおそらくこれ…

大学の医学部では「栄養学」を学ばないから、ではないかと。

ここが根本的な問題なのかもしれません…

ですから、医師から食事のアドバイスをされた場合、そのまま聞き入れるのは非常に危険です。

「病院の先生は病気には詳しいかもしれないが、食に関しては世間一般の知識しかない」、

という心構えで話を聞いたほうが良いかと思います。

本来、医師というのは「総合判断」できるのが本来の姿で、病気の一部をどうこうするのではなく、

病気にならない方法をアドバイスできるのが本物の医師であり「ドクター」です。

高齢者は痩せなくて良い!?

これは食物学学術博士の佐藤秀美先生の話…

高齢者は、無理に痩せる必要はない。

消化吸収の能力が若い時より劣っているため、内臓組織の原料となるたんぱく質はちょっと多めに摂ったほうがいいと。

糖質を摂らずにいるとたんぱく質や脂肪が糖質の代わりにエネルギーになるので、

必要なたんぱく質が足りなくなり、他の臓器に負担が出てくるのです。

もし、病気の問題や健康のために痩せる必要がある人は、いきなり糖質の摂取をゼロにしてしまうのではなく、

お菓子や甘い物飲料などの余計な間食を減らせばいいのですね。

太っている人の多くはそういった余計なものを食べているから太る。

三食の食事はちゃんとるようにするべき、糖質を極端に抜くべきではないと仰っています。

炭水化物、完全ゼロで死去…

桐山氏が急遽する20年前にも糖質制限が関連して亡くなった方がいます。

作家の宮本美智子さん。

1996年、脳出血で倒れ1年1カ月後、多臓器不全で亡くなっています。

51歳という若さで。

この方、『世にも美しいダイエット』というベストセラー本の著者としてちょっと有名になった人で、

「糖分を徹底して摂らないことが重要」という考え方でした。

ですから、砂糖、蜂蜜などはもちろん、体内で糖分に変わるものもすべてダメ。

米や蕎麦、玄米、イモ類も一切禁止であると。

野菜を主食とし、エネルギーとしては「油脂類」をたっぷり摂る。

塩分も大量に摂取するという食生活。

そんな人が脳出血で死亡したのですから、世間をにぎわせたわけです。

江部先生が提唱する糖質制限ダイエットと一部は違うところもありますが、

炭水化物の完全排除、脂分の大量摂取を徹底して実践していたという点では共通しますから、

糖質制限懸念の十分な材料になると思います。

糖質制限から精神病!?

糖質制限を経験された方の多くに共通している症状があります。

それは、

「一度、痩せるという結果が出せると不思議ともっと痩せよう!もっと痩せたい!とのめり込んでしまう」と。

まるで洗脳されたような状態になってしまうようです。

3~4週間で一気に10kgも20㎏も痩せれば、そうなってしまうは当然なのかもしれませんが、

ある意味「精神病」ですよね。

そういった結果から「糖質制限が全て正しい」という疑いを持たない思考になってしまうことも怖いことです。

低糖質で死亡率が上昇!

糖質の摂取量によって死亡率が変わるという研究データも出ています。

国立国際医療研究センター病院、能登洋医長チームがアメリカの科学誌に発表した論文には、

低糖質摂取の人は、高糖質摂取の人に比べて死亡率が高かったと。

健康な男女を糖質の摂取量によって10のグループに分けまして、短期間では5年、長期間では26年間の追跡調査を行いまとめところ、

摂取量の最も少ないグループは、最も多いグループと比べ、死亡率が1・31倍だったわけです。

さらには不整脈を発症した人は、発症してない人と比較して、脳卒中に罹るリスクが5倍に上昇したということです…

最後に

今回は、極端な糖質制限によって、病気を引き起こしたり、死に至ることもあるという事例を挙げてきましたが、

そもそも考えて頂きたいのが、例えば「脳」の唯一のエネルギー源は【糖】なのですね。

脳を正常に活動させるためには「糖」が欠かせないわけです。

それを急激に減らしたり、完全に抜いてしまったりすれば脳を含め、体がおかしくなって当然なわけです。

しかし、世間では未だに糖質制限(過度な)は正しい方法として認知さています。

例えば、芸能人が極度な糖質制限を実践し、SNSなどで拡散すれば瞬く間に世間に広がる…

本当にやめて欲しいと思いますが、医師でさえもまだそういった考え持つ人がいるわけです。

これだけエビデンス(証拠)があるにもかかわらずに…

例えば、「断糖のすすめ」などの著者、医師の西脇氏の動画をみると、

「糖質は絶対に必要ですが、食べなくてもいい」

などと意味の分からないことを言っているわけです。

絶対に必要なら食べるしかないでしょ?体は脂肪を糖の代用として使えますが必ず限界がきます。

脂質を多く摂ったとしても足りなくなる…

だから、糖質は食べるしかないかないのです。

とにかく、こういった先生方の影響を受けないようにして頂きたい。

とはいえ、「血糖値が上がることに不安」を持つ方もいらっしゃると思いますので、

次回は、

「血糖値が上がりにくい食べ方」と「血糖値があまり上がらない食べ物」についてお話します。

以前、「基本的に果物は血糖値が上がらない」と言いましたが、中には急激に血糖値が上がる果物もあるので、

そういったあまり食べない方がいい果物や避けたほうが良い糖質食品も合わせてお伝えしますね。

では、次回までしばらくお待ち下さい。

今回のおすすめ酵素料理

「血糖値が上がりにくい食べ方」で最も有効的な方法が、
「食物繊維を摂ること」。

ですから、食事全体、副菜料理なら特に野菜を使ったものが良いわけです。

さらに!食物繊維と合わせて「酵素」もたっぷり摂れる料理なら最強ですよね。

そこで、今回のおすすめ料理!

『発酵!豚キムチ』

定番の「豚キムチ」というのは、キムチも豚肉も他の材料も全部炒めて仕上げますよね。

でも、「発酵!豚キムチ」はそんな勿体ないことしません。

酵素は熱に弱いわけですから、発酵しているキムチを炒めるなんていうのは、酵素を無駄にしている…

加熱で死んだ乳酸菌でも腸内菌の餌になる…とはいえ、生きた乳酸菌で摂取すれば、それ以上に貴重な「酵素」も摂れていうこと無し!

では、どんな方法で調理すれば酵素を失わずに乳酸菌が摂れる食べ方ができるのか?

画像をクリックしてレシピで確かめて見て下さい!
↓↓

『発酵!豚キムチ』

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