【炒めない「豚キムチ」とは?】
「食の寺」では、発酵食品を使った料理を多くおすすめしているわけですが、
そんな発酵食品と言えば、「キムチ」も今は発酵食の定番と言えるのではないでしょうか…
私も公式ブログやメルマガで、
「ヨーグルトの動物性乳酸菌は胃酸に非常に弱いのですが、キムチに含む植物性乳酸菌は、胃酸に対し強く腸までしっかり届く」
という感じでおすすめしています。
詳しくはこちら↓をご覧下さい。そんな強い乳酸菌を含むキムチは、発酵するほど乳酸菌が増えると同時に「酵素」も増えます。
しかし、発酵が進むと酸味が増すので、
「キムチは酸っぱくなったら食べにくので、鍋や炒めものなどで使って食べましょう」
というレシピが多い…
ですが、私は「勿体ない!」と思うわけです。
なぜなら、何度もお伝えしてますが「酵素」は熱に弱い…
酸味が増しているほど乳酸菌が増え「酵素」も最高に増えているのに、そこで熱に弱い酵素を無くしてしまう加熱料理にするなんて言うのは「勿体ない!」しかないわけです。
『健康』を優先するならば、「食べにくい」というデメリットより、「酵素を失う」デメリットの方が圧倒的に大きいということ。
例えば、「豚キムチ炒め」もそんな酸味が増して食べにくくなったキムチを使い切りたい場合に紹介される加熱料理の1つですよね。
その「豚キムチ」が今回のおすすめ!
でも、加熱しません。
正確には豚肉だけ加熱する。
豚肉を炒めて冷まし、白菜のキムチと玉ねぎを加えて和えるという調理法で作ります。
要は、キムチは加熱せずそのまま使う…
こんな「豚キムチ」なら「最高潮に高まった酵素」をしっかり摂取できます。
でも、「キムチの酸味が苦手」という場合もあると思います。
これ、ご心配なく…
まず、豚肉をちょっと多めの胡麻油で炒めるので胡麻油の風味と油分、豚肉の旨味と油分が加わるので酸味が和らいで感じます。
また、玉ねぎは塩もみして「生」の状態で使うのでさっぱり感が増し、これによってもキムチの酸味が少し和らぎます。
さらに春の時期なら「新玉ねぎ」を使えば、甘みが強いのでその甘みも酸味を抑える効果になります。
このように炒めて作る「豚キムチ」と変わらない美味しさ、いやそれ以上にさっぱり感が強い分美味しさを増して食べて頂けます。
炒めない豚キムチ…和えるだけ。
この乳酸菌・酵素がたっぷり摂取できる、
「発酵!豚キムチ」を是非試して欲しいです。
★レシピ
【材料】
豚バラ肉スライス…80g
白菜キムチ…50g
玉ねぎ…1/4コ(50g)
キムチの漬けダレ…大さじ1杯
胡麻油…小さじ2杯
塩…1つまみ
「発酵!豚キムチ」は、炒める豚キムチとはまた違った、さっぱりした美味しさがあります。
酒の肴、お漬物替わりなどごはんのお供にもなりますので、
是非、試してみて下さい。
コメント