『健康なお酢の罠』
つい先日のことです…
私が「酢」にこだわりを持っている(発酵している本物の酢しか使わない)ことを知っている母親が、百貨店で酢を買ってくれたのですね。
商品名は「無添加リンゴ酢」…
で、試しに水で薄めて飲んでみると「甘い!」
「ん?なにこれ…何で甘い?」
原材料を見ると「果糖ブドウ糖液糖」と書いてある…
飲み安いように甘みを加えたお酢だったわけです。
おそらく母親は、商品名に無添加と書いてあったので「質のいいもの」だと思ったのでしょう…
でも、実はそうじゃなかった。
「果糖ブドウ糖液糖」が入った食品は健康に害。
その理由はもうお分かりですよね。(分からない場合は「⇒第一回目の健康情報を見て下さい)
で、母親は加工食品の裏側…「原材料」をあまり見ません。
「原材料を必ず見る」というクセが身に付いて無い…
だから、「無添加」という”表”の謳い文句のみで「良い物」と判断して買ってしまったと。
なので、そういった失敗が無いよう、加工食品を買う時は必ず「原材料」を見て頂きたい…
とはいえ、
肝心な「原材料の見方」が分からないと、どの部分から食品添加物の表示なのか?どの部分までが食材なのか?といった細かいことが分からないですよね。
そこで、今回はどんな順番で表記され、どの部分から食品添加物の表示なのか?
という「原材料の見方」を詳しくお伝えしたいと思います。
で、「原材料の見方」をご存じの方もいるかもしれませんが、近年「食品表示法」が変更になっていたり、添加物以外のところで気を付けるポイントなどもお伝えするので、
確認のため是非今回の話、聞いて頂きたいです。
このタイプが分かれば、他が簡単!
今回は「納豆」を一例を挙げて原材料を説明し致します…
通常は1つの食品の表記になっているのですが、納豆の場合、「タレ」と「からし」も付いているので3つの食品がセットになっています。
こういった場合、どれが材料でどれが食品添加物なのか非常に分かりにくいです。
なので、このようなややこしい原材料表示の読み方を理解しておくと惑わされずに済みますし、通常の1つ食品表記が簡単に分かります。
以下、その原材料…
・青線が材料と調味料
・黄線は食品添加物のようで食品添加物の扱いになって無いもの
・赤線が食品添加物です。
※ゴチャゴチャして分かりにくいですが、ご了承下さい…
3つのポイントに分けてお伝えしますと…
ポイント1
複数の食品がセットになっている場合「【】(墨カッコ)」が食品名で、その後ろに「材料や調味料」⇒「食品添加物」という順で記載され、
基本的に入っている量が多い順に表示(食材も添加物も)されています。
(※墨カッコの記載がなく、順番に書いているだけの場合もあります)
【納豆】は丸大豆と納豆菌。当たり前ですが丸大豆のほうが多いので丸大豆が先に書いてあります。
【たれ】は、しょう油⇒砂糖混合果糖ブドウ糖液糖⇒砂糖…という順なのでしょう油が一番多い。
その次に甘味料が続いて書いてあるので「結構甘い」ということが想像できます…
【からし】は、からしがメインですから一番に書かれていて、塩も入っている。
通常、練りからしに塩は使いませんから、「余計な塩分を摂ってしまうな」と分かります。
ポイント2
ここが大事なポイントで、○で囲ってある「/」から後ろが「食品添加物」。
「/」を目印にすれば食品添加物がどれなのかが分かります。
ですから「/」より前に記載されている「砂糖混合果糖ブドウ糖液糖」は、添加物ではないということが分かるわけです。
製造工程から考えると添加物としか思えないのですが、そうではないのですね。
「カツオエキス」や「酵母エキス」も同じで添加物のようで添加物ではないと…
反対に添加物ではないようなものが添加物になっていて、実はビタミンCは食品添加物です。
本当に基準がよく分からないですよね。
なので、とにかく「/」から後ろが添加物なんだと理解しておけば間違いないです。
ポイント3
これは読み方というより、添加物の中身について。
まず、調味料(アミノ酸等)というのは、お分かりだと思いますが「化学調味料」です。
「等」となっている場合1種類ではなく複数の「化学調味料」が入っていると。
そして、【からし】の酸味料・酒精・着色料・増粘多糖類も食品添加物。
・「酸味料」は腐敗防止
・「酒精」は発酵を止める(アルコールの一種)
・「着色料」は色付け(ウコンは黄色)
・「増粘多糖類」は粘りを出す(「増粘安定剤」という名で記載の場合も)
それぞれ詳しくは、今後食の寺の中でお伝えしていきますので、今回は「そんな役目に使われているんだ」と知っておいて下さい。
原料が輸入品ではないですか?
原材料を見る時は添加物が先に気になるところですが、ここも気にして頂きたい…
それは「国産」か「外国産」か、というところ。
国産だから100%安全とは言えないのですが、外国産の多くは大量の農薬を使ってますから国産のほうがマシということです。
特に中国産の野菜、アメリカ産のとうもろこし、大豆、小麦など…
こういったものが原材料に使われている場合は避けて頂きたい。
「国産」の記載がない場合は、外国産(輸入品)と思って下さい。
最後に
大体「見方」はお分かり頂けたでしょうか。
加工食品を選ぶ基準としてできるだけ「添加物」が少ないもの…
そして国産のもの。
スーパーのによって変わると思いおますが、無添加の食品を一切おいてない場合もあります。
そういった店で買い物をする場合、添加物を完全に避けられませんから「できるだけ添加物が少ない」食品を選んで下さい。
食品添加物は、アレルギーや発がん性の問題だけでなく『腸内環境に悪い影響を与える』といいう研究結果もあります。
日々の添加物摂取の積み重ねで腸内環境が悪くなれば、大腸ガンなどの大病の原因になる。
そういう添加物のデメリットを常に意識することも「健康」のために大事なことだと思います。
「食品添加物は避けて」頂きたいです…
今回のおすすめ酵素料理
今回の酵素料理は、胡瓜と「サバ缶」を合わせた超簡単な一品で、
『胡瓜とサバ缶のみそ和え』です。
さば缶(味噌煮)の煮汁をタレにして、サバ缶と塩もみした胡瓜を和えるだけ。
ハッキリ言って簡単すぎてズボラな料理ですが、
今回も「加熱料理をどうアレンジすれば酵素料理になるのか?」のアイディアになるので、
是非参考にしてみて下さい。
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『胡瓜とサバ缶のみそ和え』
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