果物で乳がんのリスクが下がる!?

【健康食から遅れた日本人】

前々回から「世界では菜食主義が当たり前になっている」という話で、前回はそれがなぜ広がらないのか?ということをお伝えしました。

これまでの話で、世界に比べ日本は「最新の健康食の考え方に大きく遅れをとっている」、

というのは、何となく分かって頂けたと思います。

では、世界(特にヨーロッパなど)と日本、実際どんなところが違うのか?

今回は、もう少し具体的な日本と世界の健康食の考え方の違いについてお話ししようと思います。

たんぱく質は少しでいいのです…

『栄養素はバランスよく、たんぱく質をしっかり摂りましょう!』

というのが、日本の栄養の考え方ですよね。

テレビや新聞でも「年齢を重ねるほど肉・魚をたくさん食べよう!」みたいなことを言ってます。

確かに、たんぱく質は大事な栄養素の1つ。

人間のカラダで生成できるたんぱく質(アミノ酸)の種類は限られていますから、摂れないアミノ酸を摂るためにもたんぱく質は食べたほうがいい…

でも、以前にもお伝えしましたが、実際はそれほど多く摂らなくても問題ないのです。

私たち人間はサルやチンパンジーと99%遺伝子が同じ。

サルやチンパンジーの主食は果物で、野菜も多く食べる。

たんぱく源は、たまに虫を食べる程度です。

その食生活で糖尿病・ガンなど病気になることはほぼありません。(怪我をキッカケに病気になることはある)

それほど、たんぱく質をたくさん摂らなくていいわけです。
逆に摂り過ぎないほうが健康を維持できる。

そして、たんぱく質を摂るなら肉や魚ではなく、豆類で摂るほうがいいのですね。

肉を食べ過ぎないほうがいい理由

少し脱線しますが、

肉を食べ過ぎないほうがいい理由、憶えてますか?

1つは肉のたんぱく質…特に牛のたんぱく質(乳製品を含む)には「カゼイン」が含まれ、これに発ガン性があると…

それから、肉をしっかり消化(分解)するためには大量の酵素が必要。(一説には人間は肉のたんぱく質を十分に分解するための消化酵素を多く生成できないと言われてます)

でも、多くの人は食事から摂る消化酵素が足りていないため、体内酵素だけでは消化しきれず未消化物となり、大腸に到達すると腐敗して腸内を激しく汚します。(ガンのリスクになる。免疫が落ちる…)

さらに未消化物は小腸から血管に入り、血液を汚す。

赤血球が異常を起こし、栄養素と酸素が細胞に行き届かなくなる…

という理由で、肉は食べ過ぎないほうがいいわけです。

そして、こんな説もあります…

牛と豚の平均体温は平均38℃~39℃。人間の平均体温は36度~37度。

で、牛・豚は部位によりますが、脂分が多いですよね。

料理すれば脂分はある程度溶けます…

しかし、人間の体温は牛・豚より低いため、それらを食べて脂分が体内に入ると溶けずに固着してしまうのですね。

体内に脂肪分が蓄積されやすい。

蓄積されるとどうなるか?もうお分かりですよね。

いろんな悪い症状が出てくると…

体温2~3℃の差ですが、体内では大きな差となって、デメリットになるわけです。

こういったことも肉を食べ過ぎないほうがいい理由の1つです。

※ちなみに「鶏の体温は41℃~42℃」。

あまり食べないほうがいいかと…

欧米は「果物を食べよう!」になっている…

話を戻します。

日本と世界の健康食の考え方の違い…

上記でお伝えした通り、日本は「たんぱく質摂りましょう!」ですが、

ヨーロッパ・アメリカでは、「肉はあまり食べないほうがいい」、

「野菜・果物摂りましょう!」という考え方が主流になりつつあるのです。

特に「果物を多く食べること」が強く言われるようになっています。

その根拠として例えば、イギリスの「Eat Well Guide」。

日本語にすると「食事バランスガイド」。

これ、日本とイギリス、異なる部分があるのです。

それは…

イギリスと日本の「食事バランスガイド」比較

この↑グラフはイギリスの「食事バランスガイド」…

(出典:農林水産省)

こちら↑は日本の「食事バランスガイド」 

まず、「主食」の違い割合の違い…(おおよそ)

イギリスは、3割程度に対し、日本は4割。

次、「主菜」。イギリスでは「Proteins(プロテイン)」のこと。

イギリス1割、日本は約2割。日本は「たんぱく質摂りましょう!」ですからちょっと多く、イギリスはたんぱく源を少なくて良いと考えています。

乳製品を合わせると同じくらいですが、若干日本のほうが多い。

そして、「野菜と果物」。日本は副菜と果物。

イギリスは果物と野菜を合わせて考えてますよね。

割合で考えると同じ4割ですが、イギリスの果物と野菜を半々と考えると2割と2割。

日本は果物1割で、野菜3割です。

日本では「果物は甘いから糖質の摂り過ぎになる、摂り過ぎに注意すべき」という考え方ですが、

イギリスは果物に対して摂り過ぎの懸念など持っておらず、果物は食事の中で重要な存在になっているわけです。

また、イギリスでは「1日の食事の内、1/3を野菜と果物にしましょう!」と言っています。

「果物」に対する考え方に大きな違いがありますよね。

果物で乳がんリスク25%減!!

「果物は糖質が多いので糖尿病のリスクがある」

これ↑まだ信じてますか?

もしそうなら、こちら↓の記事を読んで復習しておいて下さい。

「果物は糖質が多いので糖尿病のリスクがある」なんて妄想…幻想です。(その理由は上の記事で詳しく話しています)

(※糖尿病の原因は動物タンパクだという研究があります)

糖尿病になるどころか、果物をたくさん食べると「乳がんのリスク」が下がるというデータまであるのです。

果物だけ多く食べている人は8%リスクが下がり、野菜と果物を両方たくさん食べる人は11%下がることが、

アメリカ・ヨーロッパ・アジアの観察研究の分析で明らかになっています。

さらにその研究で分かったことは、毎日の果物摂取量を200g増やすと乳がんのリスクが6%低くなると…

アメリカハーバード大学の研究でも、果物が乳がんのリスクを下げることが分かっています。

思春期の女性9万人を22年間、観察研究を行ったところ、思春期時に果物の摂取量が多かった人は、少なかった人に比べ、

25%も乳がんリスクが低かったのです。

日本ではこんな話聞かないでしょ?

だから、日本の食事バランスガイドでは「果物は1割」という低指標なのです。

「果物」を”悪”みたいに言う人もいますが、全くのデタラメですからね。

最後に

いかがでしたか?

日本と世界の「健康食の考え方」。その違い、お分かり頂けたでしょうか…

日本以外の世界中すべてが「菜食主義」になっているわけではなく、まだ多くはないですが、ものすごい勢いで広がっているのは確かです。

それは、肉・乳製品を多く食べると「不健康」を背負わされ、野菜・果物をたくさん食べると、

「真の健康を与えて貰える」という”考え方”に変化しているからです。

日本は、医学も含め、健康学が世界から10年くらい遅れていると思います。

特に果物の健康知識に対して、大きく遅れています。

私、毎日毎日、果物300g以上食べてますけど、調子が悪くなったことなんて一度もないです。

そんな食生活で2年以上経ってますから、果物で糖尿病になるなら、もうとっくになってるでしょ?

健康診断でも血糖値は正常範囲でしたし…

糖尿病どころか、カラダはすこぶる元気!

何となくメンタル的にも強くなっているような気もしてます。

果物、食べてますか?

酵素食、実践してますか?

果物、日本では1日200gくらい(目安、リンゴ(小)1コ、みかん(M)3コ)が指標ですが、

もっと食べても問題ないです。

果物、積極的に食べて下さいね。(寒い時期は温かいお茶とセットで)

早く「菜食主義」が日本に広がることを望んでます。

そして、私自信、その活動を広げていく予定です。

今回のおすすめ酵素料理

今回は「酒の肴的な酵素料理」をお伝えします。

野菜は炙ると美味しい場合がありますが、
この野菜は特にそれに当てはまります!
(表面を炙るだけで中まで加熱されません)

酵素料理という感じではなく、「酒の肴」で楽しんで頂きたい一品です!

画像をクリック!(レシピページへ)

★『炙り長芋の胡麻しょう油かけ』

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