【酸味でさっぱり美味しい和え物】
今回の野菜&発酵料理は和え物で、
『白酢和え』です。
「白和え」ではなく、「白酢和え」です。
お酢で酸味を加えた白和えですね。
これがさっぱりして美味しい。
口に入れると「和え衣」の甘みを感じて、その後にほんのり酸味を感じて、
最後に具材(野菜など)の美味しさが口に広がっていく…
私、日本料理店(会席料理)に勤めている時に秋冬は、必ず会席の前菜か酢の物で「白酢和え」が入ってました。
初秋は「黒枝豆の白酢和え」、冬は「春菊の白酢和え」や「大根なますの白酢和え」などなど何百回も作ったきたので、
「白酢和えの」美味しさは間違いないです。
残すお客さんもいなかったですし。
で、肝心の酵素…
この「白酢和え」は酵素料理になるのか?と言うと、
なります。
豆腐は加熱されているので酵素は摂れませんが、調味料に「お酢」を使うのでこれが発酵食品ですから酵素が摂れます。
そして、今回おすすめする、
『柿と小松菜の白酢和え』は、
果物の「柿」をメイン食材にした「白酢和え」なので、この柿からたっぷりの酵素が摂れるわけです。(※果物は基本的には果物だけで食べるほうが良いですが、いつもその食べ方だと飽きるので、たまには料理に混ぜてもいいです)
色合いを良くするため小松菜としめじを加えて見た目も綺麗!
それらは加熱ですが、生のまま使える野菜ならもっとたくさんの酵素が摂れる「白酢和え」になりますね。
例えば、大根、人参、長芋、アボカド、水菜、など。
意外なところでは「茄子」を使った「白酢和え」も面白いです。
あと、酵素は摂れませんが「ひじきの白和え」なら、色が綺麗で食欲そそりますし、栄養価も上がりますね。
「白酢和え」は身近な食材で作れる「酵素一品」です!
★レシピ
【材料】(4~5人前) | 分量 | 備考 |
・柿(中) | 1/2コ(80g) | ※種なしで、熟してないほうが切りやすい |
・小松菜 | 1株(60g)(1/8束) | |
・しめじ | 1/5P(40g) | |
・黒ゴマ(飾り用) | 少々 | 白ゴマでもOK |
【白酢和え衣】 | 分量 | 備考 |
・もめん豆腐 | 1/2丁(150g) | 硬めのもめん豆腐 |
・練り胡麻(すり胡麻) | 大さじ1杯(15g) | すり胡麻も可。練り胡麻のほうがコクが出て旨い |
・はちみつ | 大さじ2杯(45g) | |
・淡口しょう油 | 小さじ1杯(5cc) | |
・酢 | 大さじ1杯(15cc) | できれば非ろ過のお酢 |

沸騰したら中火にして5分。
※しょう油で下味を付ける。(豆腐の水っぽさを無くす)
※あとで小松菜としめじもこの茹汁で茹でる。

小松菜(1カブ)は、葉の部分に4か所ほど切り込みを入れます。


大きい場合は半分に裂きます。


※特にした準備もなしで、そのまま使います。
※料理の基本通りで作ると「たて塩」に漬けて水分を抜きます。

※茹汁は捨てずにとっておく。




豆腐が冷めたら、キッチンペーパーで水分を吸い取って「裏濾し」します。
ザルの側面を使い、豆腐を少量づつ押して濾します。(大きめのボウルに)
※ザルは目が細かいほど滑らかな豆腐ペーストになります。


※豆腐の種類や水分量によって若干味が変わるので、
しっかり味見して味が薄いようなら「はちみつ」と「淡口しょう油」を少し足して下さい。

柿が潰れないように丁寧に混ぜ、全体に混ざったら出来上がり!

意外とアボカドの白酢和えもおすすめ。
アボカドの油分がコクとなって美味しいです。
是非、作ってみて下さい。
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